2017年3月20日一文物語

冷え切った体の彼女は、目の前に飛び込んできた飲料自販機に並んだたっぷりお餅入りのおしるこ缶を勢いで買い、小口からのぞくぎゅうぎゅうに詰め込まれた餅に息をつまらせ、仕方なくぬくもりだけを味わうように缶を握りしめた。

一文物語365 挿絵 缶の口

2017年3月20日一文物語より

一文物語365

一文物語日々集 タイトル おしるこ缶