2017年5月20日一文物語

朽ちかかった廃墟がしっかり改装された廃墟カフェで、不気味な紅茶を頼んだら、カウンター奥から指を生やしたカップがテーブルを這って目の前までやって来て手をつかみ、なみなみとつがれた赤く染まった紅茶を飲み干すまで、その手を放してくれない。

一文物語365 挿絵 ティカップ

2017年5月20日一文物語より

一文物語365