2017年5月31日一文物語

ガヤガヤとざわざわと、人々が流れゆく町の中だというのに、熱を感じないのっぺりとした無反応の通信機を片手に持った彼女は、寂しさのあまり、心が凍って美しい氷柱の像となったが、それでも誰も彼女に気づかない。

一文物語365 挿絵 氷の中のスマートフォン

2017年5月31日一文物語より

一文物語365