好きな一文物語の絵

日々、続いている一文物語の中でも好きな一文物語があります。今まで公言することはありませんでしたが、ご紹介します。

 

幼少期からお魚さんが好きだった女の子は、大人になって稼いだお金を一切振りはたいて買った一人乗りの潜水艇に乗っていたが、海底で故障し、ひび割れたガラスから水が入り死の宣告が始まると、人魚が興味を持って近づいて物珍しく見つめているこの時を、その女はずっと覚えておきたいと願った。

2014年3月4日一文物語より

 

いつか、この一文物語を絵にしたいと思っていました。

もちろん、自分がいいなと思った絵を描く人に描いてもらいたいとずっと考えていました。

昨年、いいなと思う絵描きさんと出会い、一文物語を読んでいただき、頼んで描いていただきました。

そして、その絵が完成し、ついにその夢が叶ったのです。

沈んだ潜水艦と人魚

F4サイズ(33.3cm x 24.2cm)

作:高枝鋏 様
点と線で絵を書くをコンセプトに活動されています。
Webサイト:http://fusigi.futene.net
Twitter:@hasamixxx

とても緻密な点と線により、形と陰影が作品の密度を上げています。

作品の内容が深海ではありますが、人魚との出会いを神秘的に幻想的に描いていただけました。

こちらからは細かい要望はせず、上記の一文物語を読んで受け取ったままを自由に描いてもらいました。

自分が思い描く以上の世界観を高密度に描かれていて、遠くから、近くでずっと見ていられると感じました。

写真ではわかりづらいのですが、特殊な絵の具が使用されていて、人魚のウロコ辺りがキラキラと光るようになっています。

見ただけではわからない工夫が随所に折り重なっているのだろうという印象を受ける作品だと感じました。

額にいれて飾りたいと思っています。

 

本作以外にも、緻密で印象的な作品を描いておられますので、ぜひWebサイトにアクセスしてみてください。

高枝鋏 takaeda hasami
Webサイト:http://fusigi.futene.net
Twitter:@hasamixxx