三つの小石 – 一四〇字小説活版カード第三期 2 by ほしおさなえ×九ポ堂 を読んで、生命や死を感じさせる素敵なお話 [第二十八回文学フリマ東京戦利品]

三つの小石 – 一四〇字小説活版カード第三期 2 by ほしおさなえ×九ポ堂
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2019年5月6日に開催された文学フリマ東京。

そこで入手したアイテムをご紹介。

140字ピッタリで、書かれた短いお話が活版印刷されたカードシリーズ。

私は、イベントごとにこの活版カードシリーズを購入しています。

今回は、「三つの石」と題された第三期のカード。本作には、生命や死を感じさせる5つのお話が書かれていました。

目次

三つの小石 生命や死を感じさせる5つのお話

全ての作品に小石が出てくるわけではありませんでした。

でも、その小石の役割やそこから派生した意味合いが、含まれているようにも感じました。

小石は、大きな一部が欠けたものかもしれないし、たまたま3つ集まったものかもしれない。風などで、あちこちに散らばってしまったりもする。

偶然性を帯びた人の生き死にが込められたかのようにも感じられました。

夕焼けを見て、お母さんのお腹の中をイメージするお話。

湖畔前というバス停で、湖がないお話。

今まで、読んだ活版カードにはなかった不思議な視点から紡がれた物語だった。

本作においては、その正確な視点に立って、140字で表現されたその世界を眺めたいと思いながら、何度も読み返しました。

字に重力がある

三つの小石 – 一四〇字小説活版カード第三期 2 by ほしおさなえ×九ポ堂

活版印刷で作られた活版カードを持っていると、紙なので当然軽いです。

でも、字を読んでいると、ぐっと紙にはめ込まれているかのような黒いしっかりとした字に重さを感じます。

字が紙から離れまいとしているような気もします。

そんな字が並んで、物語として認識すると、字一つに大きなエネルギーが隠されているのでは思ったりもします。

厳選された字、適切に並べられた字の羅列によって、頭の中にその世界を思い描いていると思うと、文字一つ一つの大事だなと思いました。

まとめ

本作「三つの小石」は、今まで買った活版カードシリーズの中で、とても印象深い作品でした。

作者の不思議な視点と柔らかな文体がとても味わい深いです。

作者のほしおさなえさんは、活版印刷を題材にした小説「活版印刷三日月堂」を書かれています。

活版印刷を通じて人々との心が繋がっていくお話で、一つ一つのエピソードは、毎回、心にグッとくるものがあります。

オススメです!

Twitter:@hoshio_s

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