一文物語アーカイブ– category –
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一文物語アーカイブ
一文物語365 2015年6月集
一文物語 1 ひとつだけ月に置いてあるイスに座ったものが、次の月の王となり、いつ地球人がやってくるか、月の裏側で宇宙人が観察している。 2 ぼけてしまった老人は、... -
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一文物語365 2015年5月集
一文物語 1 彼のエンドクレジットは、すぐに流れ終わった。 2 彼はこれから日々、どうやって生きていこうかという人生設計書を書き終えると、それが模範的な人生で幸せ... -
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一文物語365 2015年4月集
一文物語 1 かつて頂天を目指した男の銅像が、少しずつ高みに向かって伸びている。 2 特に食事中、少女の絵が描かれた額がカタカタと揺れる時があり、たいがい箸が転が... -
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一文物語365 2015年3月集
一文物語 1 周囲から一目置かれている彼女が気持ち悪くなって嘔吐すると、宝石やら、それらで装飾されたネックレスなどが吐き出され、特異体質で生成しちゃうの、と涙目... -
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一文物語365 2015年2月集
一文物語 1 放課後、体育倉庫に来て欲しいと隣クラスの女子に呼ばれて、身の危険を感じつつも、恋心の予感を想像して行ってみると、重ね積まれたマットの上で狐が一匹笑... -
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一文物語365 2015年1月集
一文物語 1 翌朝になってわかったことだが、響きがいまいち良くなかった除夜の鐘には、新しい発想を得るため万策尽きた現代アーティストが年越しで鐘の中で瞑想していた... -
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一文物語365 2014年12月集
一文物語 1 人になりたい狐は、人に化けて占いなど看板を立てて、実際に人と接して具体的な話を聞いて学んでいる。 2 シャボン玉が生まれて飛んだ分、世に生命を宿して... -
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一文物語365 2014年11月集
一文物語 1 家の塀を突き破ってそれでも空へ伸びるその太くて勇ましい木を見た男は、会社にはびこる軋轢という壁に風穴を空ける決心がついて、突進したが、首に大きな傷... -
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一文物語365 2014年10月集
一文物語 1 お金持ちの家に上がると、ドアストッパーが折り曲げられた札束だったことに驚いた。 2 荒れ果てた町中で血にまみれた二人の青年が、疲れ果てて壁に寄りかか... -
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一文物語365 2014年9月集
一文物語 1 ひと所で書き続けることができないその作家は、筆と紙を持ち、机を背負って、あちこち歩き回りながら、自伝を完成させたか、途中から旅行日記に変わっていた... -
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一文物語365 2014年8月集
一文物語 1 溶けるほど暑い日に、旦那の服だけが残されていて、行方を探していると、巨大冷凍庫の中で凍っていたのを発見した妻は、目元に氷の粒を作りながら、寒いだろ... -
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一文物語365 2014年7月集
一文物語 1 集中して本を読んでいた青年がふと時計を見ると、半日が過ぎていて、カレンダーを見れば半年が経ち、火をつけた覚えのないろうそくが一本あり、突如現れた顔...