2017年6月11日一文物語あとがき
当ページのリンクには、アフィリエイトリンクが含まれています。
今日の一文物語は、未来感と人間味を出したかった。
目次
着想
今日の一文物語のもととなったインスピレーションは、写真を見てからです。
四年近く、毎日作っているので、とっくにネタはありません。
今は、作る時点になってから、どうしようかな、と考え始めます。
前日に、ひらめくこともありますが、今日はネットで写真を見て、コレは! と思ったものをヒントに物語を作りました。
その写真は、ロボットを供養する写真でした。
もちろん、供養しているのは人間です。
もし、人ではなくロボットが、動かなくなったロボットを供養する光景になれば、おもしろいかも思ったのが、きっかけです。
創作ポイント
ロボットに心があるのか、その辺りは読んでくれた方の想像におまかせして、特にこだわらず。
プログラムで動いているのか、自分の意思で動いているのかで、捉え方が変わってくるかも思ったからです。
供養することは、人として見立ててはいますが、せっかくなら解体される場面も書きたいと思いました。
解体プログラムという言葉で、ロボット世界観、SFっぽくなれば、ロボットと人とが対比される印象になるかと思って入れました。
オチ
最後に、ロボットがロボットに説法を解くオチ。
作り始めた時点では、説法の光景は思いついていませんでした。
もっと人間味が欲しいと思い、最後にロボット説法を入れました。
住職という設定でもあったので、しっくりきました。
電子データにでもして配れば一瞬でいいじゃん、と自問自答しましたが、ロボットがロボットを前に説法を解く光景を思い浮かべたら、今日のコンセプトがより強く出せるな、と思って書きました。
あり得ないなぁ、と思いつつも、書き終えてニヤける私でした。
最後に、未来感とはいえ、ロボットがロボットを供養することを突き詰めていくと、あまりよくない未来でもあるのか、と。