2017年6月17日一文物語あとがき-体感したことを物語に。
今日の一文物語は、まさに杭を抜いたらどうなるか、だけを考えていました。
着想
普段、夕方にウォーキングをしています。
そのコース中、道路に沿って植木がつづいているのですが、そこに数字が書いてある板を貼り付けた杭があるのです。
いったい何のための数字なのか、杭なのかわかりません。
工事用の目印のような気もしますが、詳細は不明です。
その気になる杭の下には、何かがある、そんな一文物語にしようと思いました。
これを見つけてから、数日あったのですが、杭の下に何があれば面白いか悩んでいました。
そんなところ、昨日、雹がふりました。
少しニュースにもなっていたみたいですが。
そこで、杭を抜いたら、氷の玉が吹き出したら面白いのではないか、と思ったのです。
描写を区切る位置をどこにするか
とても短い一文物語として、氷が吹き出したところで止めておこうと思っていました。まさに、挿絵の描写と同じです。
それなら、挿絵もいらないだろうと思いました。
この挿絵を使うなら、もう少し続きがあった方が、挿絵も機能してくれるだろうと考えました。
吹き出した氷は、落ちてくるのが必然かと思い、その場ではない遠くで起きることを描きました。
そのことで、ぐっと広がった世界を想像してもらえるのではないかと思い、氷の落ちる音とそれを危険に感じた人の声を入れてみました。
いろんな地で、物語を書きたい
雹が降ってくれなかったら、この一文物語は生まれませんでした。
実際、雹の降り始めに、あちこちの屋根を打つ音が、普段聞かない、キン・カンと少し高い音だったのがとても印象的でした。
車の屋根とか金属を打つ音だったのでしょうか。
今年の初めに、京都に行く機会があり、数日滞在しました。
当然、その間も一文物語を作っていましたが、行ったその先で感じたことも物語に取り入れられると気づきました。
経験が糧になる、とはいいますが、その地でなければ感じられないこともあり、自分の所在が変わることで、書きたいことも変わるなと思いました。
それから、旅をしながら一文物語を書いていくことができたら、楽しいだろうと思うよりになり、それがこれからの夢となりました。
日々ネット上にアップすることは、簡単な今日。
でも、費用の面や自由に挿絵を描くデバイス環境など、クリアしなければならない項目もありますが、考えるとワクワクしています。
実現に向けて動いて行きたいです!