2017年6月23日一文物語あとがき 一歩先の展開を
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今日の一文物語は、靴底のカバンというアイテムを使って。
目次
着想
昨日、思いついたが、自分の中でまだ噛み砕けずに保留にしていた物語。
今日、納得して形にすることができた。
もとは、写真を眺めていたら、カバンの底が靴底のラバーになったアイテム写真が流れてきた。
これを見た時、これを使って物語を作ろうと思い、靴底の機能を活かしたものにしたいと考えた。
地面に置いても、汚れを気にすることもないとか、少し斜めったところでも滑らないとか。
そして、地面に置くと、勝手にどこかに行ってしまう、困ったカバン。
ここまでは、すんなり考えつくことができた。
一歩先の展開を
着想で思いついた段階までは、昨日の時点で作り上げていたが、納得できなかった。
すんなり物語にできたことは、とても気持ちよかったが、そういう時に限って、自分の考えが安易すぎるのでは、と思ってしまう。
頭を使ってないと自分で思ってしまい、もっと何か面白くなる展開があるのではないかと思ってしまう。
しかし、こればかり繰り返していたら、いつになっても作品作りは終わらないので、どこかで決定しないといけない。
それでも、昨日はこれでいい、と最後まで納得できず保留にした。
なるべく、前半を読んで、最後のオチが予想できないような内容にしている。
ある程度、予想できてしまえば、面白くない。
少し不思議な世界を切り取る一文物語ならではの、斜めな展開を意識している。
それで、今日考えて最後に付け加えた、カバンの中身が踏み潰されている、という終わり方。
ここをどう捉えてもらえるか、不思議に思ってもらえたらいいな。