2017年6月26日一文物語あとがき ファンタジー風味を目指して
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今日の一文物語は、梅雨空をなんとかしたいなぁ、と。
今日書くことを、昨日思いついていたのに、
一晩寝たら、違う物語を書いていていました。
近いうちに書きたいと思います。
目次
着想
梅雨は梅雨で、しっかり雨は降って欲しいと思いつつも、やっぱり欲なのか青い空も見たくなってしまう。
そんな思いを込めた少年のお話にしました。
青い空で泳ぎたい少年が頭に浮かんできて、雲を何とかして退けようと思いました。
では、少年がその雲に穴を空けていくような物語はどうか。
そして、空の海で泳げるなら、そこに覆いかぶさる雲にも飛び込めるだろうと、夏なイメージも匂わせながら飛び込むシーンも入れました。
ファンタジーにしたかった
雲をどう蹴散らそうか、色々考えてみました。
雲を泳ぎまくって、バラバラにしてみようとか。
単純に手で掘って見ようとか。
丸めて、地上に落としてみようとか。
でも、ファンタジー風味にしたかったので、何か小道具を出そうと考えました。そこで、スプーンを使おうとひらめきました。
スコップだと、泥臭さや硬い印象になりそうなので、スプーンの方が可愛らしいかなと。
そして、スプーンで、雲を掘っている、すくっているのも想像できたら絵になる。雲をすくうところも、幻想的な描写でいいなと。
それで、挿絵も雲をすくったスプーンを描きました。(甘いお菓子のようにも見えるような)
何より、スプーンを持った少年が、ビルの上で雲を睨むかのように立ち、雲に飛び込もうとするその姿が頭のなかで描かれた時、とても勇敢な少年にみえて好きになりました。
であれば、ハッピーエンドにしたい。
そう思って、最後は、光の広がりと少年の笑顔が重なるような光景にしました。