2017年6月27日一文物語あとがき 少し特別な日
今日の一文物語は、旅からの帰還がテーマ。
今日6月27日は、一文物語にとって少し特別な日。
6月27日の一文物語
この日は、旅からの帰還をテーマにして書くのだが、なんと昨年そんなことがなかったかのように、旅とは全く関係ない物語を書いていた。
自分で作っておきながら、統一感がない自分に落胆する。
一文物語は、基本的に続きがないように書いている。
しかし、今日は少し特別な日。上手いこと、昨年の話から旅の帰還というテーマになぞらえることはできないかと、考えました。
去年の一文物語は、
自らを殺そうと、彼女は自分を知っている人たちを殺していった。
2016年6月27日一文物語より
去年の今、いったい何を考えていたのだろうか。思い出せない。
素直に、旅からの帰還をテーマに書いておけばよかったと後悔している。
済んでしまったものは仕方ないので、作るしかない。
着想
家に戻ってきて、家がどうにかなっているのが、今日の一文物語の形なので、去年の女が住みついていれば、物語になると思いました。
自分としても、この一年で新しい自分を見つけることもできたこともあり、殺された彼が旅路の果てに新しく蘇って、女の前に現れるというシチュエーションを組みました。
ある意味、去年、何を考えてあんな暗い一文を作った自分とは違うんだ、という意味づけにもなったような感じです。
意識的に、物語の続きを書いたのは初めてです。
似た形式で、続けて書くことはあるのですが、伏線を回収するようなことは今回が初の試みになりました。
去年があったからこそ、今日にしか書けない一文物語になったのではないかと思います。
思いを込めて
個人的な思いを詰め込みすぎている今日の一文物語ですが、何も知らず普通の一文物語と読んでもらえたら、良いです。
むしろ、どんな印象を受けたのか知りたいくらいです。
本当に、今日は、個人的な思いを詰め込みすぎていますが、今日と明日は特別な日ということもあり、おゆるしください。
それでは、また明日に。