創作の引き出しを見せ合うことで、新たな発見があり互いの刺激になる!

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新作のリレー小説を作るにあたり、もう一人の執筆者と打ち合わせを重ねている。

リレー小説を始めるきっかけは、お互いの創作のレベルアップをしよう、というところからだった。

1作目を作っている時は、手探り状態で、思いついたやり方を試していった。その時は、書いた原稿を読みあってフィードバックすることに刺激を受けた。

現在、2作目にとりかかり始め、キャラクターを作る真っ最中。

数人の登場人物を作る上で、互いにキャラクターを作って見せ合うことをおこなった。

特に、表示フォーマットを決めていないので、当然見せ方もまったく違っている。

お互いのキャラについて話をしていると、最初の発想の仕方も違い、そのやり方についても吸収できることがあった。

目次

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キャラクターの作り方は、人それぞれだと思います。私がいつも行っているキャラの作り方の流れを紹介します。

最初に、こういうキャラがいい、という漠然としたものをつくります。

例)少年が、宇宙船で星々を渡っていくお話であれば、活発で、少しやんちゃでもあり、少年としての子供っぽさもある性格にしてみよう、考える。

これをベースに私の場合は、キャラクターを作る設定リストに落とし込んでいきます。

キャラクターを作るための設定リスト

キャラクター設定質問項目
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簡単に言うと、キャラクターの履歴書のようなものを作ります。

基本的には、質問項目をキャラクターになりきって質問の答えを書いてく流れです。

画像のリストは、その一部ですが、23項目の質問があります。

これを埋めておけば、自分の中でブレないキャラクターになるという基準になっています。

この設定リストは、映像の専門学校の脚本授業でもらったもの。キャラクターを作るのに必要なリストとしてもらいました。

それを自分なり、質問を増やしたり、減らしたり、質問内容をわかり易い言葉に置き換えたりしてきました。

また、小池一夫さんの「人を惹きつける技術 -カリスマ劇画原作者が指南する売れる「キャラ」の創り方- (講談社+α新書)」「荒木飛呂彦の漫画術 (集英社新書)」などからも、これは必要だなと思う項目を入れて、作り変えてきています。

指摘と改善

私は、このリストの状態でキャラクターを、もうひとりの執筆者に見せました。そして、指摘をひとつ受けました。

それは、キャラクターのバックボーンが想像しにくいこと。

どんな生い立ちで、今現在に至っているのか。今、考えていることにつながる出来事にどんなことがあったのか。

それに近い質問項目はあるものの、はずれていました。

キャラのバックボーン自体を作っていなかったわけではなく、発想した時点であれやこれや考えています。少なからず、頭のなかにはあります。

それらを踏まえて、設定リストを埋めていきます。

しかし、この設定リスト自体を外に出すこと、人に見せることが今までありませんでした。

バックボーンはあるのに、それを書いておく場所がなかったために、想像しにくい、と指摘を受けました。

バックボーンを説明する項目を追加したいと思います。

かつ、そのバックボーンが各設定項目にしっかり反映できるリストにも、改善していきたい。

設定リストの共有

リレー小説は、お互いにキャラクターを共有して物語を進めていくので、不明点があると相違が出てきてしまいます。

前作の物語を書き終えて、キャラ作りに対する反省がありました。今回はしっかりキャラクターを共有し合うことになりました。

そこで、今回、自分が使っているこの設定リストを出したことで、リレー小説ではキャラクター作りの基準として使用することになりました。

キャラクターをいかに落とし込んでいくか、という見解は二人の中で一致していて、この設定リストを使っていくことで、よりキャラクターが見えるものとなるとしています。

この設定リストを使用して、おそらく足りない点やこうした方が良いということが出てくるはずです。

その時は、また改善してよりよいキャラクター作りができるように反映していきたいです。

まとめ

今回、この設定リストを出すことで、設定リストにまだ改善点があることがわかりました。今後、制作が進んでいけば、さらなる指摘も出てくるでしょう。

しかし、もし、これを見せていなかったら、そのままで変わることはしばらくないですし、もっとこうしたらどうか、という意見ももらえることはありませんでした。

その指摘が改善していくことで、より素敵なキャラクターが作ることができるようになり、お互いのレベルアップにもつながるんだと感じました。

引き出しを見せることで、正直、自分が今まで蓄えてきたものが減る、奪われるという感覚がどうしてもありました。

リレー小説の制作や今回のキャラクター作りを通して、むしろ、その逆で、得ることのほうがずっとずっと大きいということを感じました。

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