2017年6月12日一文物語あとがき-虫歯と何かをつなげたかった

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一文物語あとがき タイトル 歯医者

今日の一文物語は、不思議な歯医者さんをどう描くかがテーマでした。

目次

着想

なぜ、歯医者をテーマに選んだかというと、すごい意味はありません。

昨日、「龍の歯医者」というアニメを見ていて、明日の一文物語は、歯医者をテーマに書こうと思ったから。単純な動機です。

そのアニメの内容と、今回の物語は特につながっているわけでもなく、龍は出てきません。

ただ、歯医者で歯の治療するだけでは面白みもないので、歯の治療をしたことでプラスになる要素を入れたいと最初に思いました。

虫歯と何かをつなげたい

虫歯って、どんなに歯磨きをしてもなる人はなるし、ならない人はまったくならない。

歯医者にかかったことがない人に出会うと、羨ましいと思ってしまいます。

自分の創作テーマの一つにSF(少し不思議)があります。

Sukoshi Fushigi の頭文字です。

少し現実的なことからはなれた内容にしたいと、いつも思っています。

虫歯の原因が、口の中に限らず、別の要因とつながっていたらと考えました。

虫歯を放っておくと、脳に菌が回ると聞いたことがあります。

先日、テレビでも歯周病は脳に影響を与えるというコーナーをやっていました。

歯と頭、を繋げた時に、嫌な記憶が虫歯を生んでいたら、と思いつきました。

そこで逆に虫歯を抜くことで、嫌な記憶も消えてくれたら、いいなぁ、という個人的な願いもあって、流れに組み込んでみました。

歯医者さんのマスク

不思議と、マスクをつけていると、印象が違いますよね。

頭よく見えたり、かっこよく見えたり、反面、怪しい人にも見えたり。

私がマスクをすると、怪しい人に見えてしまいます。

眼鏡もしているので、とくに怪しくね。

作中の歯医者は、思いついた瞬間に出来上がっていて、そのままを書きました。

とにかく怖そうな人。

マスク越しでも怖さが伝わるくらいだから、すごい眼力があったり、体格がとてもよかったり、どんな歯医者を想像してもらえるだろうかなと。

今考えると、嫌な記憶が消せるほどの治療なら、少し荒い治療シーンをあえて入れておいても良かったかなと思います。

最後に

孤島という場所を最後に付け加えました。

あやしい雑居ビルの裏口からしか入れないとか、入り組んだ路地のボロ屋敷に住んでいるとかも考えていました。

衛生的に大丈夫か? と思ったりも……。

どれを選んでもそれぞれの雰囲気が出ると思いました。

孤島にしたことで、海を渡る人の必死さも出たのではないかと思います。

わざわざ歯を悪くしてまで、消したい記憶。

なんだろうかと、想像してニヤつく私でした。

一文物語あとがき タイトル 歯医者

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