2017年6月15日一文物語あとがき-読む人の想像を広げる工夫
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今日の一文物語のキーワードは、月光浴。
目次
着想
数日前に、月の写真をみて、「月光浴」という言葉が浮かびました。
日光浴があるんだから、月光浴があってもいいだろうと。
よくよく考えると、月光も日光、太陽の光りなんだよなと。
月の光を浴びることから、どう物語を作ろうか。
まず、思いついたのは、睡眠不足で、眠そうな人が出てきました。理由は、月光浴にはまっているからと。
睡眠不足になってまで、月光浴をする理由・心の美容を付け加えてでき上がりました。
読む人の想像を広げる工夫
今作は、あえて性別と年齢がわからないように書きました。
隣の席の同僚とだけにして、読み手に登場人物がどんな人であるかは、想像できるようにしました。
睡眠不足の人と質問する側を、どうとらえるかは自由で、どんな職場かもわかりません。
詳細を書いて書いて、リアルにその場の雰囲気を思い浮かばせても、想像は広がると思います。それでも、こちらが描くものと違っている時もありますしね。
案外、特定しないように作っても、一文物語を読んでくれる方は、その人なりに想像をして楽しんでくれることも多いのです。
月光浴せずに寝たらいいのに、と思うかもしれません。
いやいや、月光浴、自分もしてみようかと思うかも。
はたまた?
一文物語は、読む人によって、ぜんぜん解釈が違っていることがまた多い。
時折り、感想などを聞かせていただくと、自分の考えていた印象とまったく違っていて面白く感じます。
こちらとしても、そんな角度で見ていたのと驚くこともしばしばあります。
そのことを知ってからは、あえて詳細なことを書かない方法で、一文物語を作ることも増えました。