Affinity Publisher Beta版を試してみて、InDesignの代わりになるにはまだ日本語機能が足りない
2019年6月20日、正式にAffinity Publisherが発売されました。
現在、セールで20%OFFで購入できます。いつ終了するかは不明です。
以前、Affinity Publisher Beta版を試してみました。
Affinity Publisherは、DTPソフトで、パソコン上で印刷物、雑誌や本、冊子などを作るソフトです。
Adobe InDesignに似たものです。願わくば、InDesignの代替えソフトになってくれないかと思ってもいます。
正式版では、メニューは日本語化できますが、縦書きの組版はできない様子です。
Beta版が発表されたので、Mac向けのAffinity Publisherを使用してみました。
Beta版は、英語メニュー
日本語に切り替えることはできません。
製品版で日本語が実装されています。
ページ設定も自由にできる
InDesignのように、マスターページやページ構成の設定も自由にできます。
複数ページのレイアウトを想定して作られているだけあります。
ただ、どのくらいのページ数まで作れるか、動作するかは、まだ未知数です。
日本語入力はできるが、縦書きはできない
日本語を入力することはできました。テキストフレームの連結もスムーズです。
しかし、入力には少し難があります。変換を決定すると、時々テキストがダブって入力されます。
また、日本語組版の機能は備わっていません。そのため、縦書きやルビの設定もできません。
プリント機能も標準のもの
まだBeta版だからなのか、それともプリントには力を入れていないのか。
冊子のように印刷できる機能もついていると、嬉しいところです。
まとめ
ざっと触ってみたところ、日本語で本や冊子を作るには、まだまだ機能的には不十分な様子です。
日本語が実装されるとはいえ、おそらくメニュー表記向けで、日本語組版機能が備わるには、まだ遠いかもしれません。
日本語組版機能が実装されたら、需要あるソフトになると感じました。
購入は、Affinity Storeもしくは、Mac版はApp Storeで購入できます。