Web文学は、Webコンテンツの一部という意識

円柱上に積み重ねられた本のトンネル

Web文学という定義がまだ曖昧なので、Web小説とするとわかりやすいと思います。

Web小説というと、「Web上で読める小説」です。

私は、「小説」という言葉の印象が強いためか、Web小説は、Webから独立しているものに感じています。

ブログやTwitterは、Web上という感覚は持てるのですが、小説はどうしても、紙の本、電子書籍、Webの中でも、どこか特別区切りのある世界のモノという意識があります。

最近、気づいたのです。Web小説といっても、Web上にあればWebコンテンツの一つに過ぎないということです。

目次

インターネット上の一つのカテゴリに過ぎないWeb小説

オンライン投稿小説サイトなどに小説をアップするとわかるのですが、作品を更新したときにだけアクセスがあります。

全部とは言いませんが、ほとんどの作品はそうなのではないでしょうか。

ポータルサイトの新着リストに載ることで、その一時だけ露出してアクセスがある。

これは、Webメディアと同じだなと思ったのです。
更新されていく情報、Web小説だけが目にさらされていきます。

更新がなくなり、完結してしまうとパッタリアクセスはなくなってしまいます。

(無論、中身が伴ってという前提条件はあります)

まさしくWebコンテンツだなと思うようになりました。

Webは、生モノである

私が、Webは生モノ、であるとよく思っています。

Web世界の速度は、とても速く、新鮮さが必要だなと思っています。現代人は、随時、更新されていく情報を受け取るようになっています。

更新が止まれば、それはどんどん古くなって埋れていってしまいます。スマホやアプリでも同じですね。

Web小説も、新鮮さが必要となっていると思います。

Web小説も生モノのように腐らせず、Webコンテンツのように新鮮さを保っていく努力が必要です。

Web小説は、紙の本と同じ形態ではダメなのでは

日本語小説のように縦書きで、表示しようとも、Webでは通用しないのではないか。

長い一文が続くのではなく、

一文一文が短く、

細かく改行されていたり、

字の詰まった表示レイアウトではなく、

余白のある見やすいレイアウトが

必要なのではないか。

オンライン投稿小説サイトでも、短く改行されていたりするものをよく見かけます。

ブログや、テキストコンテンツでは、書き方の一つとして指摘されます。

Webデザインも考慮した上で、Web小説というものは作られていく必要があるのではないかと思います。

最近は、チャット式で物語が進行していく表現もありますし。

まとめ

紙の本からWebへ、ただ露出の場所が変わっただけではないのです。

場所が変わったのであれば、その先で、そこに合わせた表現にしなければならないのだと思っています。

表示方法に限らず、文章の観点からもWeb小説作法も考えていくことも必要です。

Web小説は、Web小説であって、紙にプリントされた小説とは別のもの。

そう考える時が、やがて来るのでしょう。

この記事を書いた人

水島 一輝

水島 一輝

一文だけの小説も書く小説家。毎日1つ一文で完結する物語を書き、5年目1700作を超え、今も続く。Webデザイン業を経て、中学生時代から物語を書いて暮らしたいという思いが忘れられず、実現すべく作家活動を行っている。ファンタジー小説をオンラインで更新し、手製本を手がけて作品販売も行っている。

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