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アニメ「トップをねらえ!」感想、壮大な美少女SFロボットアニメ
「トップをねらえ!」は、1988年から1989年にかけて、全6話のOVAとして製作・販売された美少女SFロボットアニメ。
エヴァンゲリオンの庵野秀明監督の初監督作品でもある「トップをねらえ!」。
令和の時代に見ても、めちゃめちゃ楽しめました。
後半に行けば行くほど、どんどん盛りあがっていく。5、6話は映画みたいでした。
1話30分、全6話なので、とても見やすいアニメ「トップをねらえ!」を紹介します。
物語
人類が宇宙に出るようになってから、宇宙怪獣に脅威をさらされていた。
人類は、宇宙怪獣に対抗すべく、ロボット兵器を開発。
その操縦士を育てる学校から、体力だけが取り柄の主人公と、才色兼備の先輩が宇宙行きに選ばれる。
宇宙での戦闘のみならず、周囲との実力やあつれきに悩まされながら、主人公は成長していく。
地球だけでなく、太陽系をも守るパイロットになる。
ウラシマ効果が、主人公と周囲の対比を上手く描いている
人間が光の速さで移動すると、そこに流れる時間が遅くなると言われている。
宇宙での数分の高速移動が、地球では半年の時間が流れてしまうというのがウラシマ効果といわれている。
「トップをねらえ!」では、そのSF的設定が物語に上手く反映されている。
宇宙での任務を果たすごと、主人公はまだ高校生だというのに、地球の同級生は10年がたっていたりする。
それが主人公の葛藤をさらに呼ぶ。それを乗り越え、宇宙怪獣と対峙する気持ちに影響する。
どんどん大きくなる物語に引きこまれる!
1話ずつ進むごとに、物語がどんどん壮大になっていく。
それに着いていけない主人公も描かれて、さまざまな感情を抱かせてくれる。
とくに、5話そして6話は、「トップをねらえ!」最大の盛り上がりを見せてくれる。
6話の最終話に関しては、30分だが映画を見ているようだった。
映画風の演出もあって、最後は胸にグッとくる展開に驚いた。
主人公の声優さんのエネルギーもすごく感じられて、昨今のアニメにはない迫力を感じられるほどでした。
エヴァンゲリオンにつながる演出
「トップをねらえ!」は、アニメ「エヴァンゲリオン」が作られる以前の作品。
しかし、随所にエヴァの作風が見て取れます。
エヴァファンである私は、カットのレイアウトや映像演出だけでも楽しめる部分がたくさんあった。
庵野さんが監督というだけでなく、エヴァに関わっていたスタッフが多く参加されている。
エンドクレジットを見ているだけでも興奮してしまう。
また、少ない作画枚数で、こだわった画面作りや映像演出に引きこまれました。
まだデジタルやCGがなく、手描きでフィルムを使った手法で作られている。
それでいて、今見ても、その演出に古くささはない。
まとめ
「トップをねらえ!」を見終えて、テレビシリーズ24話分ないし、映画を見ていたのではないかと思わせる作品だった。
最初こそスポ根風な設定に笑ってしまう部分もありました。
しかし、見進めて行けば行くほど、人類の危機に立ち向かう美少女とロボット熱い戦いに引きこまれていきました。