Finderの代替え有料アプリ「Path Finder」でMacのファイル管理がしやすくなる!タブの記憶もできる優れもの!
日々、いくつかのプロジェクトや企画、活動をこなしていると、Finderのウィンドウは1つだけじゃ足りません。
Finderは、OSレベルでタブ化することもできるようになって、以前よりは使いやすくなりました。
しかし、誤ってウィンドウを閉じると、せっかく並べたタブは消えてしまいます。ファイルの移動も、タブを作ったり、ウィンドウを2つ出してみたり、案外、面倒です。
もっとFinderが使いやすくならないか、模索していくなかで、有料アプリ「Path Finder」に出会いました。
「Path Finder」は、Finderより細かい設定が可能で、タブのメモリー、画面分割機能などでファイル管理を支援してくれます。
Path Finderの特徴や機能、使い方、デメリットをご紹介します。
Path Finderの主な機能(よく使う機能)
外観
外観は、純正Finderとそんなに変わりありません。大きく違うとしたら、ブックマークバーがあるくらい。
私は、使いませんので、非表示にしています。細かいところも設定が可能になっています。
外観ダークモード
ダークモードにも対応しています。システム設定に準じます。
ウィンドウ設定・タブを保存できる
プロジェクトごとにウィンドウ設定を作ることも可能です。
もちろん、タブを作成して、ブラウザを保存しておけば、タブを維持したまま呼び出すことが可能です。
開いたタブのセットも可能ですが、ブラウザで保存できるので、私はタブセットでは保存していません。
ブラウザ1つで、タブセットを切り替えて運用していく方法もありですよ!
サイドバーの設定も保存・切替可能
サイドバーの設定も可能です。
Finder同様、ドラッグアンドドロップで、よく使うフォルダをショートカットとして設置可能です。
サイドバーとタブを駆使することで、目的のファイルへアクセスも楽になります。
デュアルブラウザ(画面分割)
デュアルブラウザ(画面分割)が可能です。デュアルブラウザにすると、タブセットがもう一画面に表示されます。
左右に分割されていることで、ファイルを目的のフォルダへ、簡単に移動させることが可能です。
ツールバーにデュアルブラウザアイコンを表示しておけば、ボタン1つでデュアルブラウザに切り替わります。もう一度押せば、アクティブではない画面が閉じられます。
デュアルブラウザで異なる表示
デュアルブラウザでは、別々に「表示」を変えることができます。
表示方法は、通常のFinderと同じです。この他にアイコン表示やCover Flowも表示できます。
フォント・文字サイズの変更
フォントの変更やサイズ変更が可能です。カラム表示の時のみや、ウィンドウ別にフォントサイズの調整などもできます。
フォントや文字サイズなど、かゆいところに手が届くほど様々な設定を変更することができます。
自由度は、かなり高いです。
Quick Look
Macの超便利機能、Quick Lookも問題なく使用できます!
情報用画面シェルフ
右と下、2箇所に情報用画面を開くことができます。
ひとつはカラム表示でファイル選択すると表示されるプレビュー。もうひとつは、そのファイル情報。
ちなみに、画像ファイルを選択したとき、プレビュー画面右上に画像サイズも表示されます。便利です。
さらに、シェルフは、表示項目を変更することができます。
右側、下側、それぞれ別項目を設定できます。
情報用画面シェルフは、「モジュール」から設定できます。かなり詳しい情報を表示可能です。
ファイル名一括変更機能
選択したファイルを一括変更できます。正規表現も使用でき、複雑な名称変更にも対応できます。
一度の変更で、変更対象を複数項目設定できるのも、素晴らしい!
画像は、この記事に使用するスクリーンショットの一括変更の模様です。
名称変更と連番をつなげる設定を一回で行っています。
その設定をプリセットとして保存しておくことができるので、何度もリネーム作業を行う場合には、とても便利です。
AirDrop
Path Finder10から、AirDropが使用可能になりました。
ただし、AirDrop先は、「すべての人」設定になっていないと使用できません。
「連絡先のみ」の場合は、Finderを活かしておいた方が良いでしょう。
環境設定
とにかく設定できることが多すぎるので、最初は戸惑うかもしれません。
現在の私の環境設定です。この設定は、標準のFinderに近いです。
一般 環境設定
ブラウザ 環境設定
機能 環境設定
キーボードのブラウザ・キーアクションで、Returnキーを「選択項目を名称変更」にしておきます。
従来のFinder同様、Return(Enter)キーで、ファイル名やフォルダ名を変更できます。
Fn + Enter で、選択項目を開くことができます。
アピアランス 環境設定
サイドバーのフォント設定はここで行います。
カラーリングまわりもココで。
Finder 環境設定
Path Finder はひとつのアプリケーションとして動作するので、Finderが2つ存在しているような状況です。
最初のうちは、同じような色をしているアイコンなので、よくFinderアイコンをクリックしてました。そのうち慣れます。
ここで設定することで、Finderを隠したりすることもできます。
Path Finderのデメリット
事実上サブスクリプション
Path Finderは、買い切りアプリではありません。
メジャーアップグレードごとに、アップグレード版ライセンスを購入する必要があります。
だいたい1年半に1回の頻度で、アップグレードされます。新規購入価格の半額でアップグレードすることができます。
機能が多すぎて、全部は使いこなせない?
標準のFinderよりは、使いやすいですが、機能が多すぎて全部を使いこなせない(私だけかも)。
ただ、標準Finderではできないことができるので、頻繁にFinderを使うなら、やはりかゆいところに手が届くPath Finderが使いやすいです。
購入は、開発元から(手続きは英語)
Path Finderのメニューは日本語化されていますが、開発元から直接ライセンスを購入しなければなりません。
そのため、購入手続きはすべて英語です。残念ながら、App Storeにはありません。
とはいえ、購入方法を選んで、名前、住所、メールアドレスくらいしか入力しませんので、そこまでハードルは高くないはずです!
まとめ
Path Finderは、デュアルブラウザやウィンドウ設定の保存、タブセットを記憶できたりと、機能豊富!
できることが多いので、最初は戸惑うかもしれません。それでも本来のFinderでは煩わしかった操作も減り、よりMacでの作業が快適になります。
初めてトライアルする場合は、60日間無料で使用できます。(2020年12月現在)
Path Finder / Cocoatech
https://cocoatech.com
新規購入の販売価格は、36ドル(2020年12月時点)。