アニメ「キャロル&チューズデイ」は、ミュージシャンとして生きると決めた少女二人の歌と映像が融合した成功物語!
2019年4月から放送が始まったアニメ「キャロル&チューズデイ」を見ています。2クールで、2019年9月まで放送されます。
略して「キャロチュー」は、原作小説や漫画のないオリジナルアニメ作品です。
舞台は、未来の火星で、生きる環境の違った少女二人が出会い、歌うことで自分たちの芯を見つけていく。二人の歌が知られていくともに成長し、奇跡の7分間を迎える。
いくつもの劇中歌があり、未来感あるきれいな映像描写。聴きごたえ、見応えのあるアニメ作品「キャロル&チューズデイ」をご紹介します。
こんな人にオススメ!
- アイドルの歌う楽曲とは違った歌を聴きたい人
- 落ち着いて物語を追いつつ、歌と映像にひたり人
- 好きを実現していく成長物語を見たい人
アニメ「キャロル&チューズデイ」を見ようと思った3つのきっかけ
- 監督が渡辺信一郎さん
- アニメーションスタジオがボンズ
- 作品予告Youtubeを見て、映像に引き込まれた
1.監督が渡辺信一郎さん
「カウボーイビバップ」の監督をされ、音楽と映像が合わさって見る人を惹きつけた作品。
キャロチューは、いわゆる音楽モノで、アクションはほとんどないけど、コミカルな演出に登場人物をしっかり描いてくれます。
2.アニメーションスタジオがボンズ
原作、オリジナル問わず、ハイクオリティーの映像が定評。定期的にオリジナル作品を制作し、挑戦を忘れないアニメーションスタジオ。
3.作品予告Youtubeを見て、映像に引き込まれた
未来の火星をどう描くのか、都市や人々の暮らしはどうなっているのか。
しかし、SF感を前面に押し出すことなく、登場人物をバックで支える背景美術に引き込まれました。
また、音楽シーンでは、しっかり演奏するところも描かれていて、見応えあるアニメーション作品。
別々の境遇の二人が起こす奇跡の7分間への物語:ネタバレ1クール分
働きながらミュージシャンを目指すキャロルと、地方都市の裕福な家庭で育ちミュージシャンになりたい夢を誰にも理解されないチューズデイ、二人の女の子の物語。
出会ってすぐ歌い始め、SNS(Insragram)にアップすると無名にも関わらず、抜群の歌唱力で話題になる。
それを見てプロデューサーに名乗りをあげる男とともに、デビューを目指していく珍道中もあって、面白おかしい話もあり、飽きさせない。
1クール目の目玉、オーディション番組「マーズ・ブライテスト」に出場し、予選を突破して、本戦のトーナメントも上がっていく。
アクシデントを乗り越えつつも決勝で歌うことができ、優勝はできなかったものの、デビューの権利を勝ち取るのだが……。
そして、2クール目に続く。
未来の火星は、AIが発達し、人々はその恩恵を受けている
未来の火星というと、SF感満載かと思われそうですが、そうではありません。
むしろ、未来感はあるまで背景。もちろん、街並みやプロップ(小道具)、映像表現はSF感が出ていますが、前面には出てきません。
あくまで、登場人物を支える背景として描かれているので、取っつきにくさは全くありません。
しかし、歌や音楽はAIが製作し、それを人が歌ったり、演奏しているのが普通の世界。
AIによって、どれが流行り、盛り上がるのか、個性的なのか全て計算されていた。
しかし、キャロルとチューズデイは、AIを頼らず、自らの気持ちを歌詞と曲に込めて楽曲を制作していくスタイルだった。
その火星では、逆にそれが新鮮さもあって、注目を浴びることになります。
AIが作る音楽や歌
本作の見どころ、聞きどころである歌。
かなりしっかり作り込まれている楽曲ばかりです。オーディションに出てくる個性豊かなキャラクターに合わせた様々な楽曲が劇中歌として聞けます。
作中は、AIが作っていることにはなっていますが、実際はプロのミュージシャンが楽曲を制作しています。
歌唱も声優とは別に、プロのボーカルを起用していて、歌のシーンはどれも聞き入ってしまいます。
キャロチュー以外の登場人物、すでにモデルデビューしているアンジェラの歌も注目です。
アニメ「キャロル&チューズデイ」の最大の見どころは、ライブステージ!
歌と映像が融合するライブステージのシーンが最大の見どころです。
歌は言うまでもなく、歌を引き立たせるライブステージの映像表現は圧巻です。映画かと思わせるハイクオリティーの描写になっています。
ステージのライト演出や背景に表示される映像も、歌の雰囲気やキャラクターに合わせたものになっていて、見ているだけでも引き込まれます。
また、キャロルはキーボードを弾き、チューズデイはギターを弾きながら歌います。
決して止め絵を多用することなく、実際に歌っているままをアニメに起こしています。
指の動き、口の動き、歌唱の表現で変わる表情、キャラクターの心情をアニメで表現されているので、歌のに心を動かされるほどです。
とはいえ、そのほか日常シーンが手を抜かれているわけでもありません。
街並み一つとっても、キャロチューの世界観がしっかり設計されていて、ワンカットワンカット止めて、絵としても見れるほどです。
各キャラクターたちの心情変化も楽しめます。
キャスト・スタッフ
声と歌に魂を注ぐ声優と、世界を構築するスタッフ
キャスト
キャロル:島袋美由利/VOCAL. Nai Br.XX(ナイ・ブリックス)
チューズデイ:市ノ瀬加那/VOCAL. Celeina Ann(セレイナ・アン)
ガス:大塚明夫
ロディ:入野自由
アンジェラ:上坂すみれ/VOCAL. Alisa (アリサ)
タオ:神谷浩史
アーティガン:宮野真守
ダリア:堀内賢雄
ヴァレリー:宮寺智子
スペンサー:櫻井孝
クリスタル:坂本真綾
スキップ:安元洋貴
スタッフ
総監督:渡辺信一郎
監督:堀 元宣
キャラクター原案:窪之内英策
キャラクターデザイン:斎藤恒徳
音楽:Mocky
音楽制作:フライングドッグ
アニメーション制作:ボンズ
アニメ「キャロル&チューズデイ」まとめ
生きる境遇が全く違った二人の少女が歌でつながり、堂々自分たちの持ち味を発揮していきます。
そこに全くの迷いがなく、生きたい自分をまっすぐに表現しています。その気持ちがそのまま歌詞や楽曲にあらわれて、聞いていて見ていて、とても応援したくなります。
ライバルや個性的な登場人物とも歌では決してぶつかり合いません。
それは、歌が人種を超え、星を超え、宇宙共通の言語を表しているようにも感じられます。
魅力的なキャロル&チューズデイの歌と映像は、とても見ごたえのあるアニメ作品です。
放送・配信情報
テレビ放送
フジテレビ「+Ultra」:4/10(水)24:55〜
テレビ西日本:4/10(水)25:55~
東海テレビ:4/13(土)25:55~
北海道文化放送:4/14(日)25:15~
関西テレビ:4/16(火)25:55~
BSフジ:4/17(水)24:00~
アニメ「キャロル&チューズデイ」は、2クール作品のため、2019年9月までの放送です。
ネット配信:Netflix限定
毎週木曜日配信(日本先行)