作品– category –
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一文物語アーカイブ
一文物語365 2014年8月集
一文物語 1 溶けるほど暑い日に、旦那の服だけが残されていて、行方を探していると、巨大冷凍庫の中で凍っていたのを発見した妻は、目元に氷の粒を作りながら、寒いだろ... -
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一文物語365 2014年7月集
一文物語 1 集中して本を読んでいた青年がふと時計を見ると、半日が過ぎていて、カレンダーを見れば半年が経ち、火をつけた覚えのないろうそくが一本あり、突如現れた顔... -
一文物語アーカイブ
一文物語365 2014年6月集
一文物語 1 単身赴任をしている研究者は、妻から送られてくる手紙の中のよくわからない設計書を何枚も何枚も解読していくうちに、理論上人が住めそうな小さな星が出来上... -
一文物語アーカイブ
一文物語365 2014年5月集
一文物語 1 宙に浮かび上がらせた魔法使いにしか読み取れない大きなその古書をペンで書き写し、多くの人々に役立てばいいなと、魔法の言葉という題名で出版したが、内容... -
一文物語アーカイブ
一文物語365 2014年4月集
一文物語 1 朝、鏡で自分の姿を見た女性は、いつもよりキレイだと心を弾ませたが、今日に限って鏡も嘘をついている。 2 バラの刺青を入れると一生体に残るので、そうい... -
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一文物語365 2014年3月集
一文物語 1 諦めて捨てたはずの指輪が雪解けとともに見つかって、男はもう一度、氷姫に渡そうと決め、城に向かうと城ともに今年の姫は溶けていて、次の氷姫がいい人だっ... -
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一文物語365 2014年2月集
一文物語 1 赤い糸を信じてやまない彼女は、身の回りの糸や線、オーディオのケーブルも赤を選んでいたが、彼女は残り時間がせまる爆弾を前にして、赤の線を切るか青の線... -
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一文物語365 2014年1月集
一文物語 1 遅くなってしまったが、大掃除を始めた彼が床に転がっていた石鹸を誤って踏んで転び、運がないなと嘆いていたが、その石鹸は窓からどこかへすっ飛んで行き、... -
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一文物語365 2013年12月集
一文物語 1 彼は、合図があったら上か下のポタンを適当な時間押し続ける簡単な仕事をしているのだが、彼が目を覚ました時、無数の光の紐が天からつる下がっていて、一本... -
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一文物語365 2013年11月集
一文物語 1 庭の木の葉が色を変えて全部落ちてしまい、それを悲しんだ少女は、たくさんの黄色い傘を持って木に登り、傘を開いて枝に引っ掛け終わって少女は満足気に笑顔... -
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一文物語365 2013年10月集
一文物語 1 星を越えてでも占って貰いたいと評判でよく不幸が当たる占い師は、先日占った客の住む星を水晶に映し出し、フライパンで水晶ごと叩き割ると、突然、地面が大... -
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一文物語365 2013年9月集
一文物語 1 彼は赤い糸を手繰り辿って行く中、何人もの俯いた男たちと通りすぎ、やっと糸の先の女を見つけると、彼女は何本もの赤い糸を鋏で切っていたが、彼が彼女の前...