活版TOKYO2017 戦利品 活版カードと手製本ワークショップ
2017年7月14日から16日に神保町で開催された活版TOKYO2017に行ってきました。
活版工房や作家さんが集まった活版マーケットや活版印刷パッケージのコーヒー豆やお菓子などが置いてあるショップがあったり、活版印刷になじみのあるワークショップが展開されていました。
私は、中日の15日、土曜日に行きましたが、たくさんの人で大変賑わっていました。
フライヤー
受付で、イベント案内のチラシをもらいました。
印刷イベントということもあって、チラシに、使用している紙の種類や印刷方法名が書いてありました。
「ポルカ」という紙で、コピー用紙より厚みがあり、ザラつきのある紙です。
インクが乗ると独特の味わいがあっていいです!
戦利品
ほしおさなえさんの140字小説活版カード
活版印刷工房を舞台にした小説を出版されている作家ほしおさなえさんの140字小説活版カード。
新作が出たので、入手!
他のシリーズと同じ紙を使用しているのに、本作のコンセプトに合わせたかのような肌触りが、作品とマッチしています。
lotto140の140字小説活版カード
lotto140は、小説家ほしおさなえさんの「140字小説講座(よみうりカルチャー大森)」受講生によるサークルです。
その受講生の作品も活版印刷で登場。それぞれの個性が活字と紙に込められています。
kuboさんの活版カード
サカナのお話に合わせたカードデザイン。
サカナのデザイン部分は、さわるとへこんでいるのがわかります。デザインの版を紙に押し付けているのがしっかりわかります。
カラーの鱗も模様の違いで、肌触りが違うので、ただ140字小説を読むだけでなく、持って読む感覚がまた新しい刺激になりました。
ナヲコさんの荷札小説
荷札の形に合わせて、荷物・移動にまつわる140字小説3編。
裏面に印字されている文字が微かにへこんでいました。
活版印刷によって、文字たちがどこかにこぼれ落ちて置いていかれないように、しっかり貼り付いています。
カードの形と小説の内容が合わさることで、世界観がひとつになって面白かった。
小さな本工房のワークショップ手製本スクラップブック
糸一本でかがる手製本のワークショップ。
私の一文物語の手製本も小さな本工房さんに教えていただいて作っております。
今回は、イベントに合わせて神保町周辺の喫茶店で活版TOKYOコラボコースターを配布しており、そのコースターを張るためのスクラップブックを作るというワークショップ。
表紙のマークは、ここでしか手に入らない活版印刷された特性の表紙。
表紙の内側(赤い斜線側)は、好きな紙を張ってくださいということだったので、クラフト紙に合わせて、家にあったこれまたクラフト風の紙を張ってみました。
まとめ
活版印刷の展示もあったのですが、買い物とワークショップで頭がいっぱいで、すっかり見るのを忘れて帰ってきてしまいました。
活字が並んだ棚もあったそうな。
普段の印刷とは違う世界に、触れることができる活版印刷のイベント。
活版TOKYOは、この時期に年1回しかないので、また1年後も開催してくれることを切望します。
また展示もやってください。次は、絶対に見ます。
いろんな商品を見ていて、自分も活版印刷で、何か作ってみようかな、と思いました。