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小説の執筆環境の流れ紹介 – 作品データ管理をScrivener、執筆はポメラ、プリントアウトして読み直し!

私が小説を公開するまでの流れをご紹介します。
オンラインで公開していることもあり、ちょっと特殊な流れとは思います。
Scrivenerという執筆統合環境ソフトを主軸にして制作を進めています。
執筆は、文字しか打てないデジタル文具ポメラを使用し、書き終わった原稿データ管理もScrivenerでしています。
Scrivener ファイル管理、本編管理もこれひとつ!

Mac・Windows、iPad・iPhoneにインストールできる執筆統合環境アプリです。
Evernoteに近い管理方法です。以前、Evernoteで作品管理をしていましたが、小説とは関係ないものも一覧に表示されるので、使いづらい経緯がありました。
そこで見つけたのが、Scrivenerです。
プロジェクト単位で、小説の構想やプロット、登場人物の設定、資料管理、執筆、エクスポートまでできる優れもの。
ただ、レイアウトを整えての執筆やプリントには向きません。縦書きはできるものの、日本語の組版の細かな設定はできません。
プリントする際は、別ファイルに書き出してから行います。
海外製のアプリですが、メニューも日本語対応しています。
構想・プロット・登場人物設定は、Scrivenerとメモ帳
Scrivener内に、いくつも書類を作り出すことができます。
構想とはいっても、いくつもメモのように書き残すことができます。思いついたことをとりあえず残しておいて、あとからまとめたりします。
スマホのメモ帳にも、追いついたことを書き残しています。
ScrivenerもPCとiPhone同期できますが、あまり使っていません。同期に少しクセがあるので、iPhoneのメモ帳をMacで同期させて、Scrivenerに転記する形を取っています。
昔は、ノートにまとめていたりもしていましたが、構想やプロットは何度も書き直したり、場面を入れ替えたりするので、デジタルがいいかなと思います。
執筆は、デジタルメモ・ポメラ

キングジムさんが出している電子文具ポメラ。機種は、DM200。
文章しか書けません。当然、ネットもできません。ただ、データを同期させるのにネットに接続はしますが、ブラウザがないので、ネットは見ることができません。
それが、デメリットではなくメリット。集中できます。
画面分割できるので、プロットをポメラに入れておけば、確認しながら執筆を進めることが可能です。
辞書も搭載されているので、分厚い紙の辞書を持ち歩かなくても良いです。
- 角川類語新辞典.S
- 明鏡国語辞典MX
- ジーニアス英和辞典MX
- ジーニアス和英辞典MX
4種が搭載されています。
画面が小さい方ので、他が気にならない
これは、私だけだと思います。
普段23インチのディスプレイを使用しています。画像加工やブログ、Web更新作業などは広く使えて効率的です。
しかし、小説の執筆だけに関していえば、大きい画面だと他の視覚的情報が気になってしまいます。
エディターのメニューやアイコン、それを目で認識するだけで、無意識に意識が流れてしまいます。
広い画面全体を意識されてしまうのか、文章を書くことに集中できません。これに気づいたのは、ノートパソコンで執筆することがあり、画面が狭い方が、画面内が気にならないと思ったのです。
その点、ポメラは7インチと狭い。タブレット端末の方が広い機種もあります。
もう少し画面が広い方と個人的には嬉しいが、文字しか打てない機能と画面の狭さが言葉を紡いでくれます。
ポメラのデータをPC・Scrivenerへ
ポメラはSDカードを使ってデータ保存も可能です。ネット接続で、データ同期も可能です。
ただ、Gmail経由なので、直接PCやScrivenerには同期できません。
Macの場合は、GmailをiCloud経由させて、メモ帳に同期させることができます。そのメモ帳の本文をまるっとコピーして、Scrivenerに貼り付けています。
手間がかかることをやっているようですが、今のところ、私の中ではスマートな方法です。ノートに手書きしていた時代もあり、それをパソコンで打ち直すのもかなり骨が折れます。
集中して取り組める環境があるのは良いことです。
推敲・誤字脱字の確認は、プリントアウトしてから
小説は、オンラインで公開しているので、画面で読み直せばいいだけなのですが、それでも誤字脱字の見逃しが多い私。
一度紙にプリントアウトして、読み直しをしています。パソコン画面で見直すより、誤字脱字や文章の直しがはるかに良くなります。
それでも公開してから、誤字脱字を発見することもしばしば。校正のプロではないので、正直そこまで気にはしていません。
むしろ、そんなことばかりに気を取られて、公開できない方がまずいです。
レイアウト調整は、Hagoromo

プリントアウトする際に、レイアウト調整するのはMac専用のエディタ「Hagoromo」です。
以前は、Macで縦書きレイアウトができるアプリで、ずっと使っています。でも、オンライン向けに小説をアップするので、基本横書きで、執筆し、プリントも横書きのままです。
Hagoromoの良いところは、動作がとても軽いところです。
文字数が多くなると不安定になったり、立ち上がりが遅くなったりしますが、Hagoromoはそれがなく、さっと起動して使えるところが好きです。
ちなみに私は、オフィス系ソフトは一切使っていません。なくても問題ないからです。
作品公開へ
以上のように、修正を加えたScrivenerの本文を小説投稿サイトに公開します。
今は、サイトのページ単位で公開していることもあり、Scrievenerもそれに合わせて書類を作成しています。
1章ごと、作品全体を一つのファイルにする場合は、書き出すための機能があります。Scrivener内で細かく分けて書いたとしても、エスポート先に合わせて書き出すことができます。
まとめ
作品管理はScrivenerで、執筆はポメラ。
読み直し・誤字脱字の確認は、プリントアウト。
作品の規模や文体によっては、この限りにあらずで、必ずこの通りにやっていこうとも思っていません。
作品が作りやすい流れ、自分にあった方法で、やっていければと、作品ごとに試行錯誤しています。
長編を書く際には、この方法が私の中で、ベストです!


