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「ネット時代にも読まれる文学を作る」と言った渋澤怜さんの記事に共感し、Web文学への刺激を受けた!

note 「文学なんか今時読まれない」に全力で抗う。ネット時代にも読まれる文学を作る。

新時代Web文学表現の研究というカテゴリを設けて記事を書いているものの、これだという指針が未だ一つ見つからないでいます。

誰かこういったことを考えている人は、いないのかとちょうど思っていたこの頃、
「文学なんか今時読まれない」に全力で抗う。ネット時代にも読まれる文学を作る。|渋澤怜(ライヴができる小説家)|noteという記事を読みました。

私が考えているWeb文学より、具体的に考えられて、体現しようとしている姿勢に輝きを見ました。

※追記
渋澤さんから、Web上での文学ではなく、紙の本でWebコンテンツ表現を用いた純文学の小説を作りたいとご指摘をいただきました。Web文学で表現したいというのは、私の勘違いでした。

記事内、一部追記修正しています。しかし、新しい表現したいという強い気持ちに、なお興味を持ちました。
※追記ここまで

それに、私が上手く言葉にできていなかったものを、具体的に言葉に表されていて、ブラウザの前で一人頷いていました。

目次

純文学とインターネットの相性の悪さ

これを語る前に、

ネット時代にフィットするのは「早い、浅い、分かりやすい」コンテンツ

であると渋澤さんの記事では謳っています。
実際、私もその通りであると思い、その中に今までの純文学をそっくりそのまま場所を移しただけでは、通用しないと思います。

ネット上になることで、ネット上における体験が紙の本とは別に必要になってくるのだと思います。

「早い、浅い、分かりやすい」コンテンツは、もう前提でオンライン上になければいけないんだと思います。

そう考えると純文学って、とっつきにくい、読みにくい、分かりづらいというのが私の印象です。

記事でも示されているように、純文学は衰退する一方です。

共感と個が両立するインターネットという場所で読む小説

さらに、記事で言及されているように、インターネットを介することで、より共感が簡単になりました。
行きすぎて、共感が共感を煽っているように見えてしまう時もあります。

その一方で、個の存在もあり、個と結びつく共感もあり、まさに私が渋澤さんの記事を読んだように、インターネット上には、それらが両立する場所です。

しかし、一昔前と同じで、みんなと同じ物を持ち、同じ曲を聞いて、いいよねと言っていた時代とさして変わらないと感じてもいます。

いいね、と思われたい事をどうしても考えてしまう。

本当は、いいね、と思っているけど、いいねと言えない、押せないことがある。

といった中、インターネット上で紙の本にWebのノリを持ち込んで、純文学の表現に切り込みを入れようとする渋澤さんに、共感と刺激を受けました。

「文学なんか今時読まれない」に全力で抗う。ネット時代にも読まれる文学を作る。|渋澤怜(ライヴができる小説家)|noteでは、そこに向けて作品を準備されています。

ご連絡すると、条件付きで読ませてもらえるので、ネット時代に読まれる純文学作品を読みたい方はぜひ。

私も読ませていただきました。渋澤さんの思いが鋭い切り口で表現され、かつ新鮮さを感じました。

Web文学というプラットフォームとWeb読書の新体験

渋澤さんの記事を読み、そしてこの記事を書きながら、私は文章表現はもとより新しいWeb文学の枠組みが必要だなと改めて感じました。

私が表現したい、作りたいのは、枠組みの方なのかもしれません。

私は、純文学に限らず、現時点でのオンライン小説の類は、全部紙の本の領域を出ていないと考えています。

読む媒体が、単に紙の本からインターネット上になった、電子端末に変わっただけです。

読むという体験は、紙の本と変わりません。

たくさん持ち運べるとか、場所を問わずにとか、便利になった部分はあるかもしれませんが、「読む」という体験は変わっていません。

Web文学を「読む」には、さらに新しい読書体験が必要であると考えています。

今回、渋澤さんのように文章表現や題材から、Web文学Web時代に読まれる純文学に挑む記事を読んで刺激をもらいました。

私も引き続き新時代Web文学表現の研究を進めて行きます。

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ABOUTこの記事をかいた人

水島 一輝

2013年6月より毎日一つ、一文だけで完結する一行小説を今も作り続けて、作品数は1,700本を越える。Webデザイン業を経て、中学生時代から物語を書いて暮らしたいという思いが忘れられず、実現すべく作家活動を行っている。ファンタジー小説をオンラインで更新し、手製本を手がけて作品販売も行っている。