第二十七回文学フリマ東京を終えて、作品を売ることも買うことも楽しんだイベントになった!
2018年11月25日に開催された文学フリマ東京、無事終えることができました。
コラボ作品を出したり、好きな本をブースに置いてみたり、毎回新しい試みをしています。
今回も新しい試みに手応えを感じることができたイベントとなりました。
コラボ作品「超短語カード」のインパクト
単語カードを模した合作です。
文学フリマで知り合った紙男さんに、声をかけていただき、今回コラボ作品を作りました。
紙男さんも短い物語ツイノベに力を入れ、私は一文物語を作り続けていることもあり、互いの強みが一つに込められた作品となりました。
また、単語カードという形になったことで、お客さんの目に強い印象を与えていました。
ちょくちょく立ち止まって、見てくれました。
合作することで、新しい気づき、発想を得られた
今回の超短語カード用に、一文物語を25本書き下ろしました。
英単語の意味から、物語を作る発想方法は、今までやったことのない方法でした。
また、短い期間でたくさん作らなければならなかったため、いろいろと未知の領域でした。
でも、実際に制作に取り掛かること、発想方法や互いに出来上がった物語を読みあってフィードバックする充実した取り組みになっていました。
超短語カードは、好評だったので、また機会があれば、新作が出るかもしれません。
好きな本をブースに置いた
- 麦の海に沈む果実/恩田陸
- 一文物語集/飯田茂実
- ピノッキオの冒険/カルロ・コッローディ
きっと好きな本から、その作家の趣味性が少しはわかるのではないかと思って、試してみました。
三冊置いてみて、見る人によっては、なんとなく作風がわかると言われました。
そうすることで、どんな作品を作っているのかも想像してもらえると思ったので、好きな本を置いてみるのは良かったと思えます。
お客さんの中には、私の好きな本を写真におさめていかれた方もいらっしゃいました。
理由は聞きませんでしたが、きっと気になる作品があったのかもしれません。
これも、新しい本との出会いになってくれればいいなと思います。
文フリを楽しんだ
コラボ作品のもう一人の作家さんとブースを並べ、売り子さんのお手伝いもあり、私もお客として、いつもより長くブースを見て回ることができました。
今回の文学フリマ東京は、1,000ブース近く出店されたこともあり、たくさんの作品を見て回ることができました。
さすがにひとブースずつじっくり見て回ることはできませんでしたが、気になった作品やブースで、その作家さんからいろいろとお話も聞くことができました。
出店をしている立場ではありましたが、いつも以上に、文学フリマを楽しむことができました。
こちらの記事で、今回の文学フリマ東京で購入した作品の感想をアップしています。
まとめ
出店している以上、売ることばかり考えていました。
その反面、イベントを楽しめていない自分もいましたが、今回はいつになくイベントそのものを楽しめました。
一同に多くの作品や作家さんと交流できる場であると、気づけて、また創作活動をいっそう楽しんで続けていこうと思えた今回の文学フリマ東京でした。