キャラクターの内面変化を意識して作る登場人物設定項目23!リストデータのダウンロード可!
物語には、登場人物がいます。
小説、漫画、映画などの物語の創作書籍にも、必ずキャラクター作りについて書かれています。
それだけキャラクターをしっかり作り込むことで、物語をより豊かにします。
私は、登場人物の内面や気持ちの変化も考えるようにしています。
私が、小説を書く際に、使用している登場人物の設定項目23個をご紹介します。
キャラクター設定23項目
1.名前・性別・年齢・誕生日
なんとなくよりは、しっかり決めておく。
2.概要紹介
ここでは、キャラの要点を書きます。性格やどんな過去を背負っているか。特筆すべき能力だったり、人間関係などを書いておきます。
読み返した時に、どんなキャラクターを作りたいのか立ち返ることもできます。
3.職業
もし、学生であれば、学生としてください。
4.なぜ、その仕事(身分・状況)をしているのか
3.職業 をしている理由。やりたくてやっていることでもあれば、そうでなくともやらなければならいその理由とは。
また、学園モノであれば、生徒会に所属していたり、何か肩書きがあれば、そうなった理由もあるでしょう。
5.WANT(目的、物語を通じて何を勝ち取りたい、得たい、達成したいこと、三つの願いごと)
基本的には、物語が終えるまでに達成したいことを書きます。
私の場合、願いごとを大・中・小の三つ書くことが多いです。
6.なぜ、それ(5.WANT)を欲するのか?
達成したいことを掲げたからには、その理由があります。それを書きます。
7.もし私が_____しなければ、_____が起こってしまい、それは_____の死を意味する。
ここでの「私」というのは、そのキャラクターのことです。
「私」が自発的に行動させるための状況を作ります。
プロットを鑑みながら、WANTとリンクさせると良いでしょう。
「死を意味する」というのは、WANTが達成することができず、エンディングが迎えられないということです。
例えば、世界を闇におとしいれる悪魔を倒さなければ、人類は全滅する。
8.究極の目的:死ぬまでに何を成し遂げたいか。夢は何か。
物語の中で成し遂げるものではなく、一生の中で成し遂げたい目的・夢です。
9.なぜ、それを成し遂げなければならないのか
8 で掲げた目的の理由は何でしょうか。
10.NEED(潜在意識の中で何を必要としているか)
目に見えない精神的な事柄に近くなることが多いです。
苦手を克服することであったり、名誉であることもあります。
11.悲しく思っていること。その理由。
19 の項目にもリンクしても良いです。過去を形作る素材になります。
12.弱点(主人公)、欠点(ライバル・敵・悪)、引き回し役(行動内容)
ウィークポイントをその登場人物の役割によって変えます。
このキャラが主人公であれば、弱点を上げます。
敵キャラであれば、欠点を作ります。
13.性格・癖・喋り方(口癖)
際立つ特徴を書きます。
14.外見の描写・持ち物(所持品)
持ち物については、作中に登場させなくても、その登場人物の部屋にはこういうアイテムがあると決めておくと、キャラクター性が出ます。
15.他の登場人物をどう思っているのか。(第一印象、口論、恋愛関係、意見の相違、対立していることなど)
関わりの出てくるキャラクターに対して、どういうことを思っているのか決めておきます。
キャラクターとの会話や動きが、より鮮明になります。
16.キャラクターのアーク―ストーリーが始まる前、私はこう信じていた。
私は、三幕構成で物語全体を構築することが多いので、ここには第1幕で、このキャラクターがどう考えているかを書きます。
17.キャラクターのアーク―ストーリーの中で、私はこれを発見します。
第2幕でもその中間点、物語全体における真ん中で、物語後半へ向かう(向かわざるを得ない)中で、変化する気持ちに気づきます。
18.キャラクターのアーク―ストーリーの後で、私はこうするでしょう。
第3幕の結果、このキャラクターがどう気持ちが変化し、行動していくのかを作ります。
このアークは、物語を通して、キャラクターが同じ立ち位置・気持ちではなく、変化する流れを作ります。
つまり、第1幕と第3幕では、考え方や気持ちに変化が見られなければなりません。
19.これまで(今現在)の人生に起こった一番重要な出来事、影響を受けている事はなにか?
11 にもリンクすることでも構いません。
このキャラクターを語るための軸になるような事柄になるはずです。
20.登場人物を確立する可能性のシーンは?
プロットと合わせながら、どんなシーンを作ったら、このキャラクターが立つかを考えます。
21.敵対者との対決シーン
敵対者と、どんな対決シーンにするか考えます。
22.キャラクターのアークの視覚化(具体的な描写として考える)
・他の人物に対して何かをする
16〜18 を元に、他の登場人物に対して見せる行動はどんなことかを考えます。
・行動する主人公の例をあげる(主人公以外の登場人物の場合のみ)
この登場人物が変化することで、主人公にどのような影響を与え、行動にどんな変化が見られるか考えます。
23.エンディングを決める(具体的に起こることを描写)
- 誰が
- 何をする
- いつ
- どのような小道具を使って
これら4点をもとに、どんな形で締めくくるのかを考えます。
おそらくは、エンディングに登場する主人公ないし主要キャラクターだけ作ることになると思います。
まとめ
このキャラクター設定項目は、物語が進んでいく中で、キャラクターの考え方や気持ちが変化していく様子も書けるようにしています。
物語が進んでいるのに、登場人物の変化がないと意味がありません。
この設定項目を利用して、私は、キャラクターの変化を大事にして物語を作るようにしています。
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