新作一文物語手製本「ポケットに入る宇宙の万華鏡 下」の本番用紙にプリント、糸かがりして完成-創作日誌
2019年1月8日の手製本創作日誌。
先日作った、本番のサイズと同じ確認用の本を読み直しました。
誤字脱字やルビ、挿絵画像の位置やサイズを確認して、修正をデータに反映しました。
本番用紙でプリントアウトして、表紙とともに糸でかがって1冊完成させることができました。
目次
修正を本文データに反映させて、プリントアウト
作品サイズの確認用で、誤字脱字や挿絵画像の位置や大きさを修正。
Adobe InDesignで本文データと挿絵画像の配置を修正。
本番用紙にプリントアウト。使用している紙は、書籍用紙とも言われている淡クリームキンマリ。
本文用紙をカットして折って、穴あけ
A4から四分の一にカットして、A6サイズにしました。
4枚ひと組にして、さらに半分に折って小さな冊子を作ります。
8つの冊子ができあがり、1冊分の本文ページになります。
糸を通すための穴を空けます。自作の穴あけガイド版。ただ針を刺せば、サイズを計らなくても穴が空けられます。
本文用紙の背に、穴が空きました。
表紙と裏表紙と合わせて、これで1冊分になります。
糸かがり作業
糸かがりする道具。ほとんど裁縫と同じです。
布ではなく、紙を縫っていく感じです。表紙と冊子を順番に糸を通していきます。
手製本の完成!
これで完成です。
糸で縫いつけられたような背表紙。このスタイルには、背表紙はつけないので、糸がそのまま見えます。
背表紙がないので、表と裏表紙が平らに開くこともできます。
糸を通したところは、ページを開くことによって見ることもできます。
2018年の一文物語シリーズ3冊がそろいました。
11日締め切りの作品展に間に合いました。近々、提出しにいきます。
これから他にもイベントに出店する予定です。販売にも向けて、量産していきます。
イベントについては、順次お知らせしていきます。
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