手作り撮影ボックスの作り方
自分の作品、小物を撮るときは、撮影ボックスを使用して撮っています。昼間なら、太陽光を使えばいいのですか、時間や向きを気にしなければなりません。
撮影ボックスを利用することで、時間を気にすることなく常に一定の光量を得ることができます。
Amazonで、簡易的な撮影ボックスも売っています。照明もついて、折りたたみ式だったりして、それを買ったほうが手っ取り早いかもしれません。
でも、物によってはボックスが小さかったり、そんなしょっちゅう使うわけでもないし、あるもので作れたらと思い、私は作ってしまいました。
いくつか買ったものもあります。撮影で使用するものだったのであって損はないものばかり。代用するものが家にあれば、それを使えばいいだけなので、一つアイデアだと思ってください。
ライティングボックスのセットは、こんな感じです。
よくあるクリップライトをマイクスタンドのアームに挟んで、ボックスの上に吊るすイメージ。
必要なもの
- ダンボール5枚(参考:アマゾンの箱の下敷きになっていやつ 307mm x 400mm)
- ケント紙
- トレーシングペーパー
- クリップ4つ
- クリップランプ
- 日動工業:日動 蛍光灯交換球 トルネードバルブ 100V32W F32W-T 口金E26
- マイクスタンド
- マジックテープ
組み立て
ボックス
ダンボールをコの字型にして立てる際に、ダンボールを繋げるためにマジックテープを使用しています。
100円均一のお店で、マジックテープが売っています。テープの裏面は、両面テープになっているので、とても便利。必要なサイズに切って使用できます。
これを繋げたい角に貼り、長めのマジックテープで繋げるイメージです。
背面からの様子。左右上下をマジックテープで止めれば、箱型になります。
背面は少し横長にしたため、二枚のダンボールをマジックテープで貼り合わさるようにして、長さを調節できるようにしています。
ケント紙(白い紙)
内側の白い紙は、ケント紙をダンボールサイズに切って貼ってあるだけです。
中央の紙は同じくケント紙で、撮影スタジオのように長く垂れ下げるようにしています。
中央の紙は、毎回組み立ての際、四隅をダンボールにクリップで挟んで止めるだけ。片付けるときは、折り目をつけたくないので丸めておきます。
ケント紙を使用している理由としては、小物撮影用の本で紹介されていました。背景用や反射用に使用したりできるとのこと。
ヨドバシカメラの大きなカメラ・撮影品コーナーに、ロールで売ってたりします。
正面と上部以外は、ケント紙で囲む形になります。
トレーシングペーパー
トップからの光を柔らかく拡散させるために、一枚トレーシングペーパーを敷いています。
被写体にあたる光が優しくなって、自然な状態で撮ることができます。
100円均一で、トレーシングペーパーも売っていますし、自然光を使いたい場合などは、ロールで持っておくと、広い窓に当てて使用することもできます。
マイクスタンド
本格的な照明スタンドの方が使い勝手がいいかもしれませんが、使用頻度や置き場に困ったりもするので、くの字に曲がるマイクスタンドを代用しています。
(マイクスタンドを持っているからといって、歌を歌ったりはしません)
クリップランプを挟むだけに使用していますが、自然光を利用する際、トレペを貼って遮光にも使うこともあります。
撮影ボックスの上にクリップランプを挟める箇所があれば、マイクスタンドでなくてもいいです。
電球
電球は、既存のものではなく、日動の「蛍光灯交換球 ルネードバルブ 100V 32W F32W-T」に付け替えて撮影しています。
特徴は、太陽光に近い光り。昼光色で明るい光を作れます。
- 明るさ:2,000ルーメン
- 色温度:6500K
- 長寿命:約8000時間
- 瞬間点灯インバーター式
- 熱量低減
私は、ヨドバシカメラ新宿店で購入。大きめの撮影品コーナーがあれば売っているはず。
まとめ
ちょっとしたものを使用して、お手製ライティングボックスを作って、撮影をしています。
毎回組み立てるのが、少し面倒ではありますが、ほんの2、3分です。自作したライティングボックスで撮影するのも、また気合い入りますよ。
少し光を意識することで、ぐっと被写体の写真が良くなります。
これは、一例ですが身近なもので、気軽にきれいに写真が撮れたら、もっと楽しくなりますね!