ミニブック手製本ワークショップを開催!@まなのわ・こどもの未来探究学習
2020年6月下旬に、2週続けて手製本制作のワークショップを開催しました。
東京都の国立で、ママさんたちを中心としたコミュニティ「まなのわ」にお声がけいただきました。
子供も大人も、楽しんだり、試行錯誤しながら手製本制作を体験していただきました。
ワークショップの様子を振り返ります。
まなのわの「こどもの未来探究学習」
まなのわは、国立のママさんや女性たちが中心となって運営しているコミュニティです。
「自分のど真ん中をいきる」「横でまあるくわ(輪・和)になる」「地球家族」をテーマに、関わる人すべてが満たされて、可能性がひらく共同創造型のオンラインサロンを運営していきます。
その中で、「こどもの未来探究学習」事業が行われていて、今回のその1つとして、手製本制作を体験してもらいました。
こどもの未来探究学習
きみの「なぜ?」「どうして?」を大切に、大人もこどもも一緒になって探究しよう!
「どうして勉強しなきゃ行けないの?」『学び』は本来喜びです。
受け身の学習(授業)ではなく、自ら探究することによって人間本来の『学ぶ力』を呼びさまそう!
オンラインでの交流だけでなく、実際に集まっての活動も再開されつつあります。
国立駅から少し離れたSUNベジカフェというお店内でやりました。
楽しみつつ、糸と針に悪戦苦闘しながら手で本を作る!
私の作る手製本は、表紙から本文、裏表紙まで糸1本でかがって、背表紙の作らない手のひらサイズの小さな本です。
今回は、中身の紙を白紙のものを使用して、ノートになる本を制作。
作業工程は、大きく5ステップあります。
- 表紙・裏表紙用の紙を切り抜く
- それぞれ、厚紙に張る
- A4用紙をタテ・ヨコに切って、4枚を重ねて半分に折る。
- 偶数の数の冊子、作る。
ワークショップの様子(写真多め)
道具や材料は、ご家庭で用意できるものや100均で購入できるものばかりで、作ることができます。
針については、先が尖っていない針を使用しています。製本針か、毛糸綴じ針、クロスステッチ用の針で、代用できます。
私自身、作品作りをすることもあり、効率を上げるための道具を用意したりもしています。
今回は、それを使ってもらって体験してもらいました。
モノを作りの楽しさの共有と、こどもたちの個性をまじかに触れられた豊かな体験!
作る体験を重視
手製本制作のワークショップは、自分から開催することはほとんどありません。
今回のようにお声がけいただき、場を用意してもらったことで、実現しました。過去に、1〜2人に教える機会はありましたが、多人数でやるのは初めてでした。
体験を重視してもらいたい思いから、参加者に実際に手を動かして作ってもらいます。それもあって、初回は作業のお手本を見せることはしませんでした。
初回は、教える不慣れもあり、最後まで完成させることができず、時間が来てしまいました。
針と糸の扱い方は、人によって差があり、どう取り扱う方がいいか、見せて示してあげればよかったと反省しました。
2回目のワークショップでは、自分も糸でかがる作業をし、お手本を見せることにしました。
体験を重視するといえど、イメージできる様子を見せる必要もあるなと感じました。
私がお手本を見せることで、やり取りがスムーズになりました。
また、初回に来てくれた方もまた参加してくれていて、1度体験したからか、糸と針の扱いにも慣れていたように感じられました。
私も久しぶりの糸かがり作業で、実は一番自分が手製本制作を楽しんでいたんじゃないかと思います。
こどもたちの個性
ワークショップ中、しゃべらずとも、こどもたちの個性がひしひしと感じられました。
- 楽しんでどんどん作る子
- 嫌々ながらもお母さんと一緒に作る子
- 途中で飽きちゃう子
- 静かに黙々と手を動かして作る子
- 上手くできずにあきらめてしまう子
- 別の遊びに夢中になってしまう子
- 再び作り始める子……
全員、1つ最後までなんとか作ってもらえるようにしようと思っていました。
最後まで興味を持てるようにリードできなかったのは、申し訳なかったと思います。
でも、全員が作れるとは限らないし、向き不向きもあるし、興味の方向性もあるしと、ふとワークショップ中に感じました。
作り上げることも大事だけど、この体験を通して、何かを感じとってもらえればいいかと思いました。
その何かは、本を作る方法でもいいし、針と糸の扱いが難しいと思ったことでもいいし、こういうのを作るのが嫌だと思うことでもいい。
ちょうど自粛生活が解かれつつある時期で、子供たちが集まって、ワークショップそっちのけで外を駆け回っている姿が、とても楽しそうでした。
今回のことを通して、次の興味に向かってくれれば、私としても、たぶん他では経験できないことを提供できてよかったと思います。
その場にいることに意味があるように思いました。
まとめ
ワークショップの場を用意していただき、子供たち、そして大人の方にも手製本制作を体験してもらえて、とても嬉しかった。
普段、子供たちと触れ合う機会がほとんどなかったので、とても新鮮で、むしろ子供たちから気づきや学びを与えてもらいました。
また、まなのわというコミュティを運営する方々と知り合うことができ、どういった思いで子供たちの成長を見守り、人々と関係をもって進んでいるのかを知る貴重な機会でした。
この新型ウィルスで、再度、人との関わり合い方が見直される時期に、コミュニティという存在が私にとっては新しく感じられました。
まなのわでは、こどもの未来探究学習以外にも、事業を行っています。