小説「1984」(角川文庫版)著:ジョージ・オーウェルの感想

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ジョージ・オーウェル作、小説「1984」を読みました。

ただただ現実が「1984」の世界に近づきつつあると思えた。この小説の世界は架空の世界だけど、現在の国によっては「1984」の社会統制になっているところもある。

もし、そんな社会になってしまったら、本作は読めないだろう。だから、いま、「1984」を読めてよかった。

そして、自分を、自分の人生をしっかり生きたいと思わせてくれる強烈な印象を与えてくれた小説だった。

小説「1984」(角川文庫版)著:ジョージ・オーウェル
総合評価
( 4.5 )
目次

想像し、自分の意見を持つ大切さ

自分で想像する大切さが必要だと気づかされた。周りと一緒でイイということは、なんの成長も気づきもない。

ただただ世界という庭で飼われているのと同じだと感じた。人と違うことをしたいという意志ではなく、自分の意見を持つ大切さ、自分軸とも言えるものがあったほうが、より豊かに生きていけると思えた。

なんか、人として生まれてきたのなら、そうでありたい。

管理されて、そこにあるものごとがすべて、与えられていることがすべてで、その中で生きることが幸せというのは、今の自分にとってはなかなかツライものがあった。

もちろん、それがイイという人もいるから否定はしない。そうじゃない人もいる。自分もそうだと言わせて欲しい。

みずから行動する行動

これからなにをどう行動すべきかは、すぐには思いつかない。

でも、今すぐ自分の意識を変えたい。自分の意見を持ちたい。だから、こうしてブログを書いているのかもしれない。

もちろん、どんな行動をしてもこれに正解はない。行動することが大切なのだろう。かえって、自分がどうしたいかだけなのだ。

自分がまっとうしたいことをとことんやり尽くすことこそ、人生を、自分を生きることのように思えた。

「1984」の世界にならないように自分がなにかできるわけではない。そうなっていない現在だからこそ、自分を生ききっておいたほうが後悔はないと思える。

角川文庫版と漫画版

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「1984」は、いくつかの出版社から発売されています。

私が読んだ本は、角川文庫版。2021年発売された新訳版。他の作品を読んだわけではありませんが、現代の日本語として読みやすかったです。

訳者のあとがきにもありましたが、2020年前後に合わせた単語を使っているとのことでした。それもあって角川文庫版は、スッと意味が入ってくる感覚はありました。

とはいえ、かなりの文章量です。あまり改行がなく、紙面にビッシリ文字が詰めこまれているタイプの小説になっています。

小説は「1984」の世界観をあますことなく、髄まで味わいたい人には小説がオススメです。

全体像をサクッと知りたいなら漫画版

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漫画版もあり、小説「1984」の全体像を知りたい人は、漫画版がオススメです。

小説の世界観が絵で表されています。基本的な展開がしっかり描かれているので、漫画版であっても、「1984」を知ることができます。

漫画版を導入として読み、さらに深く味わいたいなら、小説を読むことをオススメします。

また、2022年8月現在、Kinde Unlimitedユーザーなら、無料で読める漫画「1984年(まんがで読破)」があります。

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まとめ

ジョージ・オーウェル作の小説「1984」を読んで、強く自分を生きたい気持ちにさせられました。

そして、自分のやることが定まった感じがする。唯一の、これだけはやり続けたいことがはっきり見えたようにも思う。

小説「1984」を読んで、すごい体験をさせてもらえた。

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