当ブログは「note」に移行します。
新しい投稿は「note」にアップしています。
フォロー、ブックマーク、RSSでの登録、よろしいお願いします!
小説の文章を書くための設計表で、セリフ・描写・地の文などの情報を整理して、文章を書こう!表データのダウンロード可!
小説のプロットはできているのに、文章を書こうとしても、何を書いていいのかわからなくなった時がありました。
私は、本やサイトを読んで、小説文章に必要な情報を整理する必要があると思って、文章を設計する表を作りました。
この設計表を利用することで、何をどう書くべきかの判断材料を得て、文章を書くことができるようになりました。
小説文章の思考も、新たに考えれるようになりました。
私が作ったその小説文章設計表について、ご紹介します。また、表のダウンロード(フリー)も可能です。
表データのダウンロードや表の項目として参考にした本やサイトの紹介記事も、この記事の下部でご紹介しています。
小説文章設計表の各項目
シーン
ここには、場所を書きます。シナリオでいう柱です。
登場人物がどこにいるかをはっきりさせます。
表のセルの一箇所に記入しておけば良いでしょう。
プロット
どんなことが起こるのか書きます。
もともとあるプロットを細分化するのでも良いと思います。
場面(会話・起きている様)
ここは、基本的にはセリフを作るための項目。
小説の文章は「場面」「説明」「描写」でできている。読書猿さんの小説の文章覚書が分かりやすい!でも、紹介したツンデレコラムを使用します。
登場人物が何をどのように話すのか、または、何をどのように話さないかを考えます。結果、キャラの行動がよりはっきりさせることができます。
場面
プロットより詳細に、どんなことをしているのかを書きます。
人物名
登場人物の名前を書きます。
本音
その登場人物が、その場面で何を思っているのか。内心の気持ちを書きます。
実際の発言
セリフを書きます。本音を言うなら、本音でもかまいません。
本音では思っていてもそれが言えないときは、どう言うでしょうか。
説明(要約・俯瞰・足早・編集)
地の文で書くことのメモ。
登場人物の追加説明があるならそれを書いたり、シーン全体を雰囲気やスピード感なども書いておくこともしています。
場所の説明が必要ならそれを書き、例えばテーブルの上にあるアイテムを見せる必要あるならそれをメモしておきます。
その場面の時間調整も行うことも可能なので、何をどう表現したいか、記入しておきます。
描写(詳細・遅い・説得力)
詳細に文章として書くべきことを記入しておきます。
描写を書くと、その場面の時間はだいたい遅く感じることになるので、シーンをどう整えたいかによって、必要がない場合もあります。
読者の充実度・疲労度
シーンや場面単位で、読者にどんな印象を与えたいかを書きます。
ミステリーなら、謎を与えて興味を引かせるのか。
緊迫感はどの程度なのか。
ここは、プロットの位置や展開によって調整し、どんな文章運びにすべきかを考える材料にもなります。
字数・ページ数
シーンや場面単位で、どのくらいの分量で書くのかの目安。
テンプレートには、字数の目標と残数が計算できるようにしています。
「字数・ページ数」セルを編集すれば、目標の数字を変更できます。
使い方のまとめ
空きセルをどういう風に使っても構いません。
登場人物のセリフ一つに横一行を使用することも可能ですし、場面でまとめてしまっても良いので、使い方は自由です。
最終的に、小説の文章を書く素材になればいいのです。
表データのダウンロード
Numbersとエクセル形式の二つをダウンロードできます。
元データは、Numbersで作成しています。そこからエクセルに書き出していますので、表示が崩れるかもしれませんので、ご了承ください。
表データのダウンロード(フリー)はこちらから。(Dropboxから誰でもダウンロード可能)
使いやすいように自由に変更しても構いません。
ぜひダウンロードしたことをTwitterやFacebookでシェアしていただけたら、嬉しいです!
まとめ
小説の文章が書けなくなった時、情報としてそこに何を書きべきなのか、読者に何を見せるのかを意識することで、文章を考えられるようになりました。
最初は、この表を埋めることも辛く、時間もかかりました。
しかし、白紙の原稿の前で、ただ悩んで時間だけが過ぎ去って後悔するよりは、断然良かったです。
今では、表を使用することも少なくなりました。
なぜなら、プロットを書く際に、これらを考えられるようになったからです。
そして、文章に起こす際も何を書くべきか、表の項目を意識して書けるようになりました。
もし、小説文章が書けず悩んでいたら、この表項目を意識すると書くヒントになるかもしれません。