一文物語、2018年12月31日をもちまして、毎日の更新を終了します。
毎日ひとつ、一文だけで完結する物語・一文物語365の更新を12月31日で終了します。
これは、毎日作るのをやめるだけで、一文物語としての作品づくりは、続けていきます。
5年半、毎日作り続けてきた一文物語の制作をやめる理由
始まりは、2013年6月28日。
長編小説を書くには、時間が必要。
毎日、一文だけで完結する物語を作れば、毎日新作を書ける、と思ったのがきっかけです。
当初は、1年続けばいいと思っていましたし、それが5年も続きました。
その間に、手製本を作ったり、作品集として形に残るものになるとは思ってもいませんでした。
自分を導き、救ってくれて、役目を終えた
2015年。私は、精神的に追い詰められていました。
人生でも一番まいっていた時がありました。そんな中でも、1日も欠かすことなく、毎日一文物語を作っていました。
その2015年があったからこそ、こうして、オンラインで発表したり、手製本になったりして、今、小説を書いて生きていきたいと思うようになった自分がいます。
私の中で、そうしたい自分に導いてくれたのが、一文物語だと思ったのです。
そういう意味で、日々作る一文物語の役割は、終えたのだと感じています。
創作としてのこだわりではなく、執着になりかねない
毎日何かを続けることは、あらゆることにおいて大事です。
ただ、一文物語を作り続けることは、こだわりではなく、単なる執着になりかねないと危惧しました。
毎日、一文物語をアップしていくことは、そこまで苦労はありません。
5年半続けてきたからこそ、一文物語が少なからずアイデンティティにはなっていると思っています。
しかし、そればかりにすがってしまっている自分もいました。
一度、区切りをつけて、気持ちを改めたいと思い、やめてみようという決断をしました。
一文物語で培った技術を次のステージへ活かす
一文物語をやめてみようかと思ったのは、2018年9月。
それから3ヶ月間、いろいろ考えてみて、一文物語を作ってきた中で、方法論や創作の発見もあったなと振り返りました。
一文物語を作り続けていくことで、また新たな方法論を得ることもできると思います。
しかし、ここで培ったものを別の場所で活かすことができるとも思えたのです。
それは、まだ、自分の中では確立できてはいませんが、一文物語を作り続けるより、魅力的だったのです。
未知の世界ではあるのですが、挑戦してみたいと思えたのです。
やめるけど、続けていく
やめるのは、毎日1つ作って更新していくことです。
一文物語の制作をやめるわけではありません。
作品集として、新作の一文物語集を作ろうとは思っています。
どういう形になるかは、今のところわかりません。
ほっこり姫のひと手引き
メインの一文物語以外に、ほっこりをテーマに作っている「ほっこり姫のひと手引き」があります。
ここのところ、こちらに取りかかれていませんが、不定期ではありますが、更新していきます。
Instagramで更新しているので、ぜひ、フォローしてください!
新作の手製本とBOX
4ヶ月ごとにまとめている小さな手製本。
2018年9月~12月分もこれから作っていきます。
そして、2018年の3冊をひとつの箱に収納できるBOXも作ります。
手製本制作に関しては、ひとまずここで一区切りつけます。
イベントへの出展と作品販売
現時点で、イベント出展予定は、2019年5月に開催される文学フリマ東京。
一文物語での参加は、最後にするつもりです。
その間、その後のイベントについては未定です。
また、作品の販売は、オンラインで購入できます。
最後に
2018年12月31日をもって、一文物語の毎日の更新を終了します。
毎日、楽しみに読んでいただきありがとうございました。
しかし、一文物語の制作はしていきます。
またその一文を楽しんでいただけたら嬉しいです。