一文物語365 新作手製本の確認用制作の様子
先日、InDesignで新作一文物語レイアウトした手製本の本文。今回、プリントアウトして、本文確認用を作りました。
確認用なので、表紙はつけず、普通の印刷用紙にプリントしています。
写真で、その流れをお見せします!
確認用はん・ぶんこ制作の流れ
プリントアウト
InDesginから直接、プリントアウト。A4用紙に、両面印刷しています。
裁断1
長辺を半分に切ります。A4からA5に。
ここで使用している道具のスライドカッターは、その名もハンブンコ。紙の中央で、カットできる優れもの。
裁断2
裁断1で半分にしたものを、また半分にします。
A5からA6に。この場合も、長辺を半分にカット。
折って一組に
一枚が1/4に切り分けられました。それらを一枚一枚、半分におります。
A4一枚が1セット。折った紙をページ順になるように、重ね入れていきます。
四枚一組、16ページ分。A7サイズの冊子が出来上がります。
残りの分も同じように折って、セットします。現時点で、6組の冊子が出来上ます。
最終的には、8組の冊子で、一冊の本にします。
糸を通す穴を空ける
穴を空ける位置の型紙を置いて、穴を空けていきます。
きれいに空きました!
全部の冊子に穴を空けました。この穴に糸を通していきます。
糸かがり
6冊子分しかないので、糸をかがるのもあっという間です。本番用紙を使用していないので、気楽にかがれます。
糸は、1本しか使用していません。あと2冊子分かがるので、余らせてあります。
糸のかがり方については、小さな本工房さんで「糸かがり手製本指南書」のPDFをダウンロードできます。
小さな本工房 Webサイト
http://waldsteig.net
また、小さな本工房さんでは、ワークショップも行っています。日程については、お問い合わせしてみてください!
私もワークショップで、糸のかがり方を教えていただきました!
手作りの楽しさとともに、手製本づくりの楽しさ、奥深さを学ぶことができます!
実際のサイズで内容を確認
本文の誤字脱字、ページ順、挿絵の位置、色の濃さを確認します。
一通り目を通すことができたら、InDesginに反映します。
まとめ
これで、確認用はん・ぶんこの出来上がり。
普通のコピー用紙を使用していますが、それだけでも、小さな本になっちゃいます!
一文物語の新作は、2017年1月〜4月までをおさめます。残りができあがるまでは、ここまでの確認と、本番用の準備を進めていきます。
一文物語の新作はん・ぶんこは、来月5月7日に開催される文学フリマ東京で、販売する予定です。
ぜひ、遊びにきてください!