東京オリンピック2020開会式を見て

2021年7月23日に行われた東京オリンピック2020の開会式を見た。

テレビで見ていた。

全体的にシンプルな内容で、良かったなと思えた。

過剰な演出が見られなかったので、落ち着いた雰囲気で変な興奮もなく見れて良かった。

不満がないわけではないが、この日本で行われる貴重なオリンピックの開会式を見ることができて、いい体験になったのではないかと思えている。

国立競技場の屋根の上で打ちあげられた花火やドローンによる表現は、幻想的だった。

ただ実をいうと、私はオリンピックそのものにそこまで関心がない。

開催してもしなくても、どちらでも良いと思っている。

2020年、2021年の世界の状況を思って言っているわけでなはく、スポーツを単に楽しみたいのである。

オリンピックだから盛りあがる以前に、好きな競技のスポーツの試合があるから楽しみな気持ちが強い。

オリンピックという名前がついた世界大会のひとつというくらい。

一堂に会して期間内にやるというくらいで、当然ながら、競技ひとつひとつは個別のものである。

東京オリンピック2020を開催にあたってのいろんなゴタゴタが、オリンピック開催の意義をさらに薄めているようにも感じられた。

東京で開催されるオリンピックではあるが、開催にいたる背景をふくめて見た開会式にそれほど特別感はなかった。

メッセージ性もふくんでいたと思うが、自然的ではない感じが好きじゃない。

こう見せれば、感じとってもらえる意図が強すぎだった。全体的にはシンプルで良かったものの、この点だけは素直に受けとれなかった｡

でも、きっと開会式を見なければ、自分がどう思うかなんて考えなかっただろう。

今回、出場する選手ひとりひとりが、試合を楽しんでもらえたらと思う。

そして、好きな競技を見て、楽しみたい｡