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WixからWordPressに移行する相談をいただいた!2-[ギャラリーとブログを分けるべきか?]
知り合いのイラストレーター佐直舞さん(Twitter@mai417)から、WixからWordPressに移行作業する中で、相談をいただきました。
その中で、イラストレーターさんならではの悩みもありました。
ギャラリーとブログは、別サイトとして分けるべきですか?
他のイラストレーターさんがどう運営しているのか、調べてられてのご質問でした。
ギャラリーは、ご自身の作品や仕事など実績を載せておくサイトですね。
もし、分けるなら、Wixはそのまま維持して、新たにWordPressでブログを立ち上げた方が良いか悩まれていました。
ギャラリーとブログを分けた時のメリット・デメリット、またそれらを一つにして運営する場合の考え方について、ご紹介します。
- 第1回:ネームサーバーの設定変更注意編
- 1つのドメインで、Wixとレンタルサーバーに同時アクセスはできない
- WordPressをPC上で動かす提案
- [この記事]第2回:イラストレーターさんならではの悩み
- ギャラリーとブログを分けるべきか?
- そもそもWordPressは、ブログのシステム
- 第3回:ブログもギャラリーもあるWebサイトという提案
- カテゴリーで、しっかり構成を引く
- 固定ページという機能もある
WordPressは、ブログのシステムである
コンテンツを一括で管理するシステム・CMSと呼ばれるものの一つです。
とりわけWordPressは、ブログを構築・管理できるシステムです。
日本でも爆発的にWordPressが流行っていて、ブログの投稿機能だけでなく、固定ページも設定できる機能も搭載されています。
Webサイトとしても構築できるものにもなっています。
日本語によるカスタマイズのドキュメントも多いです。
WordPressのデザインは、テーマとしてパッケージ化されている
WordPressのデザインのことを「テーマ」と言います。
よく「テーマのカスタマイズが〜」と出てきたりし、見た目・デザインを指しています。
WordPressは、いろんなページを生成するので、一つのパッケージとしてまとめられています。
もっと簡単に言ってしまえば、着せ替えです。
無料のテーマから有料テーマがあり、デザインの違いから機能もテーマによって千差万別。
ちなみに、足りない機能を自由に追加できるプラグインというものがあります。
ギャラリーとブログを分ける場合
さて、ギャラリーとブログを分けるということは、二つのドメインを使用して、二つのサイトを持つ意味になります。
ギャラリーのサイトと、ブログのサイトということになります。
分けるメリット
わかりやすいサイトの構造
基本1サイト1コンセプトで作るのが、わかりやすいです。
ブログはブログで、一つのドメインで作り、ギャラリーは別にする。
どんなサイトなのかわかりやすく、サイト自体のページ構造も把握しやすいです。
ギャラリーでは、イラストのタイプで分けたり、仕事の種類(雑誌向け、Web媒体向けなど)で分類することで、ユーザーにとって見やすいものとなります。
ブログもそういった観点で見ると、どんな記事があるかわかりやすいですね。
デザインを変えて、見せ方を変える
ギャラリーとブログのデザインを変えることによって、印象が変わります。
イラストレーターさんは、特に世界観の出し方もあると思うので、サイトごとにその特色を出すのもありです。
サイトのデザインを変えることは、メンテナンス性にもつながります。
WordPress上で、デザインを切り分けることもできなくもないのですが、テーマのカスタマイズやメンテナンスに手間がかかってきます。
違ったデザインで、見せ方を変えたい場合は、ギャラリーとブログを分ける方が良いでしょう。
分けるメリットのまとめ
ギャラリーとブログが切り離されているため、サイトの内容がわかりやすくなるが特徴です。
分けるデメリット
2サイトを管理しなければならない
ギャラリーとブログの2サイトを運営することになります。
例えば、Wixとレンタルサーバーで運用していく場合は、当然Wixとレンタルサーバーの費用がかかってきます。
でも、サーバー1つで、数サイト運用することは可能です。
ギャラリーとブログをWordPressで運営する場合も、2サイト管理することには変わりありません。
WordPressは、開発が続けられていてバージョンアップされていきます。
それに合わせて、テーマもバージョンアップすることもよくあります。
独自にカスタマイズしていると、それに対応させなければならないこともあります。
そうしないと、デザインが崩れたり、表示されないものが出てきたりするからです。
メンテナンス性があるか、自分で管理できるかどうかが問われてきます。
使いやすいテーマを使うことも大事になってきます。
ドメインの力が分散してしまう?
これは、SEO(検索対策)的観点からなのですが、検索エンジンは、ドメインに評価をつけています。
良い記事があるか、確かな情報なのか、など。
1ドメインの内部で、ページ同士がリンクされてるとプラスに働いたりもします。
ただ、特化型のブログ、例えばイラストの書き方やイラストに関する記事しか書かないのであれば、そのブログの強みとして評価されもします。
サイトを分けるメリット・デメリットのまとめ
サイトを分けることで、サイトの内容や見せ方がわかりやすくなります。
テーマ・デザインとしての見せ方を分けることを重視するのであれば、2サイトで運用する方がメンテナンス性がいいと言えます。
その分、2サイトを運用することになるので、一つで済むところを2つ管理しなければなりません。
どんなコンセプトでサイトを作るか、ユーザーにどう伝えたいのか、しっかり考える必要があります。
1サイトにする場合の考え方
自身がコンテンツである
1つのサイトで運用するのサイトコンセプトは、ご自身がコンテンツになることを考えます。
1サイト1コンセプトが基本ではありますが、自身のWebサイトとして考えるということです。
トップページがあって、プロフィールがあって、ギャラリーがあって、コンタクトページがあって、ブログがあっても良いのです。
次第にそれらが相乗効果を生んでいきます。
ブログのコンセプトには注意
なにか1つに特化、専門的なブログにするなら、ブログ単体で運用した方が良いです。
Webサイト的なコンセプトにするなら、ブログは、雑記ブログでも大丈夫です。
ただし、自分とは関係ない芸能界のゴシップネタや、単なる日記ばかりになると意味がありません。
ご自身が見える化
イラストの書き方についての記事や道具、参考資料などを紹介するのも良いですね。
また、普段の生活について紹介すると、イラストレーターさんの生き方も見えてくるでしょう。
見た映画や美術館、読書感想、趣味に関することも、イラストのインスピレーションなどにつなげて記事にすることで、ご自身にしかない目線の記事が書けます。
そして、それを読む別のイラストレーターさんの参考になるかもしれません。
そこに、ギャラリーが一緒にあると、サイトの中がぐるぐると繋がっていきます。
ごちゃごちゃしないか?
ブログやギャラリーが一緒になっていると、一見わかりにくそうだけど、ご自身のブランド、ご自身が一体になって伝わりやすいのです。
こう言う考え方を持った人(ブログ)、その人のデザインはこれなんだ(ギャラリー)と。
サイト内の構造やカテゴリーは、わかりやすい構成にしていく必要があります。
WordPressテーマは、統一感を出す
ギャラリーとブログを分けないので、デザインにおける統一感が必要です。
WordPressテーマをすごくカスタマイズすれば、1サイトでも見え方を変えることは可能です。
テーマの範囲外にも手を加えてカスタマイズする必要も出てきて、手間がかかり、メンテナンスも大変になってきます。
がっつり見え方を変えたい場合は、先のように割り切ってサイトを分けた方がとても楽でしょう。
まとめ
ギャラリーとブログを分けるか、1つのWebサイトとして運用するのが、どちらが良いか。
ブログの方向性やデザイン、メンテナンス性を考えて、自分にあったものを選びましょう。
運用方法によって、どちらにするか分かれる形になります。
少しメンテナンス性のことを書いてますが、サーバーを移行したり、カスタマイズの維持を考えていかないと、あとあと面倒な状況になったりもします。
Webも流動的なところがあり、生モノと同じように放置はできません。
新鮮な状態を心がけていくことも必要なのです。
今回、ご相談いただいた佐直舞さんのWebサイトはこちらから。作品や仕事のギャラリーサイトです。
サイト引越し屋さん
サーバー移転に悩まれていたら、ご相談してみてはいかがでしょうか。