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実家暮らしである。その心は、自分が存在していい安全地帯を確保!
満を持して実家を出て、躍起に一人暮らしをし、どん底に落ちて実家に戻った話。
どん底に落ちた自分の話は何度かブログに書いてきました。
3年ブログを書いてきて、実家に戻って暮らしていることをブログに書くのは、初めてのこと。
近しい人たちは、私が実家で暮らしていることを知っていますが、大々的に言ってきたことはありません。
そもそも、そう言うことに抵抗がありました。時が経ち、その抵抗も薄らいでいる今。
実家に戻ったこと、実家で暮らすことについて感じていることを書いています。
実家に戻った経緯:自分を生かすため
仕事が順調に進む一方で、本当の自分を苦しめる自分がだんだんと姿を現し始めました。
弱い自分を隠すために、周囲に、自分に嘘をついて、どんどん本当の自分を嘘で囲っていった。
結局、それが自分を苦しめることになり、仕事にも支障をきたし、何もできなくなりました。
その時の詳しいことを書いた記事がこちら↓
仕事をすることができなくり、笑うこともできなくなりました。
フリーランスではありましたが、他の仕事に手を回す余裕もなくなっていました。そこから新しい場所に行く気力も正直ありませんでした。
最終的に選んだのは、実家へ戻ること。他に手段があったわけでもなく、唯一残されていた選択肢でした。
こんな状況の私を何も言わずに、受け入れてくれた両親には、本当に感謝しています。
幸い、親との仲は悪くなく、自分の状況を話せる関係性で良かったと思っています。
ただ、当時の私は、親を頼ること、実家に戻ることは、甘えであり恥とさえ感じていました。でも、死ぬよりはいいかと思いました。
両親とふたたび一緒に暮らす
実家に戻ったからといって、特別に何か問題が起きることはありませんでした。
私の部屋はあり、一人になれる場所はある。やっていることにもある程度理解はしてもらってもいる。
改めて、本当にありがたいとことだと思えてなりません。
親もいい年になってきてもいます。自分がいなければ、当然二人。もう何年かは、たぶん不自由なく暮らしていけるとは思います。
とはいえ、今今、何か起きてしまう可能性もないわけじゃありません。
私もそうだが、両親にとっても、家に誰かいてくれることはありがたいと感じています。
時代はどんどん進んで、暮らしの環境も変化しつつあります。
その点においては私はまだついていっていることもあり、近くにわかる人がいると言うのは悪くないようです。
おんぶに抱っこしてもらっている身ではありますが、どこか持ちつ持たれつの意識も生まれました。
自分が存在していい安全地帯を確保
大人になる中で、本当は自分自身で見つけるべき場所なのかもしれない。
私は、それを見つけることができませんでした。でも、それは固定概念であるとも今は思えています。
実家だっていいじゃないか。
戻ってきた当初は、出戻り感は否めず、肩身の狭い状況だと思い、なかなか自分を震い上らせることができませんでした。
しかし、自分がそこにいていい場所があることが、いかに自分を安心させ、調子を整えてくれると体験しました。
自分が生きれる場所があって、やっと心の余裕が生まれ、自分を保つことができる。
実家に戻って何もできない期間が数ヶ月ありました。でも、それは自分を整える必要な期間でもありました。
それまで、自分と向き合うことをほとんどしてこなかったことが、自分を苦しめる要因だと気づき始めました。
何もできなかった期間は、ゆっくりと私自身と向き合うこととなりました。
次第に調子が整ってくると、やっと新しい行動に少しずつ出ることができるようになりました。
そして、外に出ても戻ってこれる場所があることで、行動範囲を広げられるようにもなりました。
安全地帯があることを甘えととるのか、自分を生かす一つの手段と捉えるか。
どちらが正解で間違いか、どちらもでもないと思ってます。状況によっては、どちらも自分を正しく前に進ませるものであります。
私の場合は、甘えてでも自分を生かす方法が、実家に戻ることしかありませんでした。
結果的には、それで良かったと思っています。
安全地帯からまた一つ一つ何かを初めて形にしていく。
出戻り感があったとしても、新たに前に進む手段としては、疲弊した状態で進むよりははるかに健康的に良い方法です。
まとめ
実家に戻って両親と暮らすメリット・デメリット、世間体からの視線、様々意識せざるを得ないことは多々あります。
でも、それは、この時自分がそれを受け、考える場を与えられたと今では思います。
じっくりとそれを味わって、自分を意識していく過程を過ごしたことで、死なずに今の自分を生きている。
自分と向き合う時間がとれたことは、今の私にはとても貴重な時間であり、体験をすることができました。
両親ともいい距離感で接することもでき、一つ一つ新しいことに取り組んでいけています。