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京都旅で、「誠光社」という本屋さんに立ち寄った。
とっても小さな本屋さん。
でも、並べられている本は、店主自ら選んだ本だそう。
普通の本屋さんでは、見ないような本もありました。
そして、自分にぴったりな本が目に飛び込んできました。
一行や一文の作品は、なかなかお目にかかれない。
即買い決定でした。
作品の内容は、タイトルの通り、一行で書かれた怪談作品。私が作っている一文物語とほとんど変わらない。内容が怪談話なだけ。
中をのぞくと、一ページ目に一行怪談の凡例というページがありました。そこには、
・題名はつかない。
・文章に句点は一つ。
・詩ではなく物語である。
・物語の中でも怪談に近い。
・以上を踏まえた一続きの文章。
とありました。まさに一文物語のお約束事だと思いました!
そして、最初の怪談を読んで、鳥肌が立ちました。
怪談話であったのですが、その内容がまるで自分がしている活動を表しているかのようだと思ったからです。
彼は死ぬまで眠り続ける呪いをかけられているが、ごくたまに目を覚まし、それまで見た悪夢を一行で書き記すことだけは許されている。
4ページ目より
私は、毎日一文物語というおばけに取り憑かれているのかもしれませんね。
一行怪談は2作品あり、どちらも文庫サイズ。
しかも、1ページに一行というスタイルは、一文物語のはん・ぶんこと一緒でした。
時折り、1ページ全体に表紙にあるテイストで挿絵が描かれています。その挿絵は、表紙より怖い絵です。
奥付がないので、いつの作品かはわかりません。作品自体は、ZINEのようです。どちらも600円でした。
まさか京都で一行作品に出会えるとは思ってもいませんでした。
いい出会いをありがとうございました!
お近くを通った際は、立ち寄ってみると素敵な本に出会えるかも!
京都市上京区中町通丸太町上ル俵屋町437
営業時間:10:00 – 20:00
無休(12/31〜1/3除く)
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