本書では、一貫して、
魚を売るのではなく、釣り方を教えよ
序章 扉より
自分の商品価値を最大化する一つの手段として「教育型ビジネス」だと訴えています。
しかし、表紙からは考えられないほど、自分と向き合う本でもあり、厳しい現実と向き合わせられます。
まだ、自分の価値、商品とする武器がわからなくても、顧客と自分を繋げるためのフローが説明され、ステップを踏んでいくことで、独自の価値が見つけられる本でした。
そして、自分と顧客を繋げるために、どんなことを考えたら良いかを知るいい機会を与えてくれました。
目次
顧客の成功・カスタマーサクセスを売る
顧客がもっとも実現したいサクセスこそ最高値で売れる。
RIZAPがまさにそれです。
一時期、CMを見ない日はありませんでした。
顧客は、RIZAPのプログラムを受けることで、ダイエットでき、痩せられた将来の自分にお金を払うというのです。
魚の釣り方を教えるそのものです。
痩せた自分、つまり顧客の成功を売り出すと、高い価格でも売れるというのです。
価値を見つけ、売るステップ
だが、簡単ではないのが本書の特徴。
とてもわかりやすくステップに分かれていますが、そのステップは自分でやらなければなりません。
自分の価値を見つけるためのワークやカスタマーサクセスを絞り込むワークがあります。
一つ一つに説明があり、理解を深めながら進めることができます。
独自の価値を見つける4つの視点
これら4つの視点で見ることが大事であり、自分・顧客・時代が交わり、競合が満たせていない顧客のニーズがカスタマーサクセスになります。
カスタマーサクセス・コンセプト
カスタマーサクセスを突き詰めると、
法人なら、継続的な利益の実現で、
個人なら、継続的な幸福の実現だ。
そのカスタマーサクセスを導くコンセプトリスト。
- 顧客は誰?
- カスタマーサクセスは?
- VIP顧客は、誰に、いくら払っているか?
- 顧客の不満、満たされない願望は
- これから時代はどうなるか
- 選ばられる理由は?
これらのことを考えていくことで、より自分が目指すべき方向が見えてきます。
私にとっては、とても視界が広がるかつ、焦点を合わせるべきポイントを学ぶことができました。
あらゆる仕事には賞味期限がある
IT化が進み、科学技術も進歩していく一方の昨今、時代の変化がとても著しいです。
その場に踏みとどまっていると、置いていかれてしまい、商品も古くなっていきます。
これは、自分の価値にも言えることで、自分をアップデートしていかなければなりません。
この本を読んで、改めて、経験を踏み、自分を研ぎ澄ませていかなければならないと感じました。
まとめ
簡単に稼ぐ方法ばかり求めがちではありますが、変化の大きい時代に合わせて、それを見る目を養ういい本です。
方法論は、書いてありますが、読んだだけでは、身にはなりません。
自分で、実践してこそ、価値が発揮される本です。
著:小林正弥
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