フリーペーパー「sin文紙vol.37 病みつき嘘つき」by 紙男 を読んで、切り口、落とし所にアイデアのある超短編が面白い! [第二十八回文学フリマ東京戦利品]

フリーペーパー「sin文紙vol.37 病みつき嘘つき」by 紙男
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2019年5月6日に開催された文学フリマ東京。

そこで入手したアイテムをご紹介。紙男さんが定期的に発行している超短編のフリーペーパーです。

紙男さんとは、文学フリマで出会いました。ツイッターノベルや超短編、短編小説作品を手掛ける作家さん。

イベントで何度か顔をあわせる中、私にコラボ作品を作らないかと声をかけてくださった方。

超短語カード 英単語が学べる超短い物語集
英単語が学べる超短い物語集 超短語カード

ちなみに、コラボ作品は、英単語の意味から発想して、物語を作った超短語カード。私は、一文物語で物語を作ってます。

目次

病みつき嘘つき

フリーペーパー「sin文紙vol.37 病みつき嘘つき」by 紙男

第37弾となるフリーペーパーには、「病みつき嘘つき」をテーマにした作品が、7編ありました。

フリーペーパー「sin文紙vol.37 病みつき嘘つき」by 紙男

裏面にも、イラスト付きの作品がプリントされています。

切り口、落とし所にアイデアがある

「二枚舌」という作品で、タンを食べているシーンで、なぜタンが美味しいのか話しています。

タンが二枚重ねであるから、という理由が落ちになるのですが、この落とし所が面白かったです。

二枚舌という意味と、字面の意味を合わせてしまっているところですね。

10行にも満たない、かつ会話だけのシーンで表現されているところも見所です。

短編としての作品が読んでみたい!

「嘘発券機」という嘘をついても許されるチケット的なものが発券される機械。

骨董市で十万もしたという胡散臭さ漂う代物。

これを使うと、嘘を発券してくれるのですが、嘘をついたことがバレてしまうという落ちでした。

私は、もっとこの世界を見てみたいと思えました。

骨董市に出されているのなら、きっと今までに使った人がいて、いろんな理由でそこに流れ着いたのだと思います。

そこに至るまでの物語や出来事が、ついて回っているんじゃないかと想像しました。

短編小説くらいのボリュームで、「嘘発券機」にまつわる物語をもう少し読んでみたいと思いました。

まとめ

紙男さんのフリーペーパーは、手軽に読めて、一つ一つアイデアが組み込まれている楽しい作品ばかりでした。

このフリーペーパーは、セブンイレブンのネットプリントでも頒布されています。内容は定期的に変わるようです。

詳しくは、毎日ツイッターノベルをアップしている紙男さんのTwitterをチェックしてみてください!

Twitter:紙男@paperman104

https://mizushimakazuki.com/tango-card/
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