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「情報断食 空っぽになるほどうまくいく生き方」by鈴木七沖 を読んで、無意識に得る情報を断つことで、自分にとって価値ある情報に気づける!
改めて、自分がどんな意識で情報に触れているか、見直す機会を与えてくれた本でした。
日々、触れている情報は、自分から得ようとしているものか。
それとも無意識で得てしまっているのか。
自分に不要な情報を断つことによって、ネガティブになる機会も減り、自分を深められることが解説されています。
脳は、簡単で、安定を求めている
本書によれば、人間は1日で6万回も考えているそうです。
その90%は、前日、前々日と同じことを考えていて、大半は「ネガティブな意識」。
不安や恐れから行動の選択をしたり、物事を判断しているよう。
人間は、安定しつつ安全で、気持ちいいと思ったことを続けようとする働きもある。
何か行動しようと思っても、やったことのないことに挑戦したりするには勇気が必要だったりするのもそのためだと思いました。
ただ、そうなる要因に、一つは情報によるものである。
テレビ、インターネット、新聞、本、雑誌など、さまざまな媒体から情報を得ています。
それらは、本当に自分に必要な情報なのか、考えさせられました。
情報にコントロールされているのではないか、と。
情報断食の効果
- 脳と心が休まって穏やかな気持ちになる
- 思考が内側に深まることで、新しいアイデアが湧いてくる
- 自分の役割と使命が明確になる
私は、すぐにニュースアプリをスマホから消しました。
1週間くらいは、何度も無意識にアプリを見ようと指が動いてしまいました。
まさに禁断症状のように、見たい気持ちに苦しまされました。
しかし、本当に見たかったニュース、情報なのか、と自問自答するようになりました。
次第に、ニュースアプリを見ることも忘れていきます。
すると、自然に思考が自分に向き始めて、自分の思考を深めることができていると感じられました。
今まで、無意識に情報を見るように意識づけされていたのかと思えました。
集合的無意識
本書を読むきっかけは、本書のコラムページを読んだからです。
そこには、小説家の村上春樹さんが、どうやって小説を書いているか、その意識の部分が書かれていました。
その中で、村上春樹さんは、「集合的無意識を通して物を作る」と書かれていました。
集合的無意識は、人間が共有する心が地下ではつながっているニュアンス。
人類が共感する部分を意識的に通すことで、村上春樹さんの小説は世界で絶大な人気を得ていると、書かれていました。
それは、情報でも同じ。
特に、テレビやテレビCM、広告、ネットの情報はこの集合的無意識をうまく利用しているのではないかと思えました。
なんの意識なしに情報を得ることは、自分の判断を鈍らせるとも思えました。
無意識で得る情報を断つ。
そうすることで、自分の思考が冴え、自分に集中できるのだとわかりました。
まとめ
「情報断食」をして、自分本来の思考を取り戻そうという本書。
逆に、これは、自分にとって価値ある情報とは何か。
「情報断食」をすることで、それらをどう得るか、考えさせてくれるきっかけになる本でした。