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心が折れたとき、自分を立ち直らせてくれた坂爪圭吾さんの「ナウシカの大丈夫だよ理論」で救われた

太陽

2015年に心がポッキリ折れてしまった水島です。

自分の弱さを変なプライドでひた隠し、他者からの視線を意識したつまらない行動ばかりしていた自分が、仕事を通じて、心が折れてしまいました。

そのことについて書いた記事「2015年の起点」

2015年の起点

2017.03.27

今では、ようやく自分が思ったことをブログに書いても平気になりました。
当時を振り返っても、冷静に考えられるようにもなった。まだ、ゆっくり歩き始めている状態ではあるが。

だいぶ月日が流れていきましたが、ここまで自分を立ち直らせてくれたブログを紹介したいと思います。
そこに書かれた言葉の数々を何度も読み、暗闇に沈んだ自分の心を見つけられたと思います。

目次

坂爪圭吾さんの「いばや通信」

http://ibaya.hatenablog.com/

坂爪圭吾さんは、家賃を払うために稼がないといけない生活は、正直しんどいと感じ、三年前から家のない生活をはじめました。その時々に思ったこと、感じたことをブログ記事にして全世界に向けて発信し続けている方です。

そのブログで、自分が涙を流したほど心に響いた文章があります。

ナウシカの大丈夫だよ理論

坂爪さんは、家のない生活をしていて頻繁に罵倒されていると綴る。罵倒される理由を考えて行きついたのが、この「ナウシカの大丈夫だよ理論」。

私は頻繁に罵倒される。しかし、私を罵倒する人の表情をよくよく観察してみると、あまり幸せそうではないことに気がついた。ああ、あなたも案外苦しくてつらい日々を過ごしているのですね、などと思わされる機会は意外と多い。私に「感謝しろ!」とか「謝罪しろ!」と声高に叫ぶひとは、日常的にあまり他人から優しくされたり感謝されたことがないのだろうな、と思うようになった。

そこで『ナウシカの大丈夫だよ(ほらね、怖くない。ね?怯えていただけなんだよね)理論』が生まれた。名称が長過ぎるので「ナウシカの大丈夫だよ理論」と呼ぶ。何かの心理学の本に書いてあったが、人間の行動原理は「愛」か「恐れ」のどちらかになるらしい。これを言い換えると「愛したい」のか「愛されたい(という悲痛な叫び声をあげている)」のかの違いになる。

そこで生まれたのが「ナウシカの大丈夫だよ理論」になります。風の谷のナウシカを見たことがある人ならわかると思うが、ナウシカは物語の途中で「テト」という名前のキツネリスに出会う。野生のキツネリスは凶暴で、ナウシカと出会った瞬間には猛烈に威嚇していた。ナウシカが「こっちにおいで」と腕を差し出すと、テトは思い切りナウシカの指を噛む。しかし、ナウシカはまったくへこたれない。

指を噛むまれてもなお「大丈夫だよ」と念じ続けるナウシカの厚い愛情におされ、テトの凶暴性はなりを潜め、結果的に猛烈になつく。そしてナウシカは言う。「ほらね、怖くない。ね?怯えていただけなんだよね」と。私は、これを見た時に「これだ」と思った。憎しみを憎しみで消し去ることはできない。それができるのは「愛(ナウシカの大丈夫だよ理論)」だけなのだ、と思うようになった。

【ナウシカの「大丈夫だよ(ほらね、怖くない。ね?怯えていただけなんだよね。)」理論】憎しみで憎しみを消し去ることはできない。それができるのは『ナウシカの大丈夫だよ(以下略)理論』だけだ。 – いばや通信

このエントリーを読んで、自分は妙に納得した。
いろんなことを言われて、心が折れてしまったわけだが、でも自分が被害者なのではないんじゃないか、と気づいた。
自分も罵倒する側だったのではないか。

自分が思うように、ただ愛されたかっただけではなかろうか。

今でこそ、当時の自分をなんとかしてあげようという気持ちで、いろいろと言葉をかけてくれていたのだと思う。

けれど、その言葉の真意に気づくこともできず、罵詈雑言を言ったわけではないが、心のなかでは、往々にしてそれに近いことを考えていた。

結局、自分は愛されたいだけ。
ただ、それだけしてほしかった。

なんとも薄っぺらい愛され方を望んでいたんだろうか。

坂爪さんの「ナウシカの大丈夫だよ理論」を読んでから、自分で何かを愛してみようと、考えが変わった。

これまで、こうすれば嫌われない、こうすれば好いていてくれる、こうすれば喜んでくれる、という一過性的な愛を求めた他者目線を基準とする生き方になっていた。

とても苦しかったはずなのに、それがいつの間にか普通になり、限界を迎えたのだった。

自分をオープンなものにしている限り人間は絶対に死なない

不安や恐怖心は人間の心を閉ざし、自分自身をクローズドな状態にしてしまう。同じように、見栄やプライドも自分自身を実際以上に大きく見せようとする力が働いてしまうために、自分自身に嘘をついている(無理をしている)状態になる。自分自身に無理をすると、心は閉じてしまうので最悪の場合は死んでしまうこともある。それでは、何がマッチ売りの少女を殺してしまったのだろうか。

マッチ売りの少女を殺したのは誰か。ー 自分をオープンなものにしている限り人間は絶対に死なない。 – いばや通信

まさに、自分はこの状態だった。

心を守るために重厚な壁で閉ざした結果、中から自分で開けることができなくなってしまっていた。
本当は、好きなことがあるはずなのに、周囲の目線を気にしたり、何かしらの嘘を自分に植え付けて、だましだましその場その場を過ごしてきた。

幸い、結果的には、そう追い込まれて、仕事や信用、今まで気づかれた関係を失うことで、その重厚な壁をくるんでいた鎖が外れることになった。そして、その壁に少しずつ穴を開けて、外の光を取り入れることができるようになった。

それからは、自分が何が好きで、どうしてそれが好きなのか、意識するようになった。そして、それを隠してはならないと。

もし、それに嘘をついて隠したりなどしたら、まだ同じように壁を立てることを繰り返すだろうと思った。

正直、これが好きだといったところで、死なないこともわかったのだ。
むしろ、そう言わないでいると、死に近づくのではないだろうか。

直接、好きだと言える機会に出会えることは、そう多くないし、だから、言える時に、言っておかないことのほうが問題になる。

自分を殺して他人に好かれるよりも、自分を出して他人に嫌われる方がずっと良い。

私にはひとつの強烈な思いがある。それは「自分を殺して他人に好かれるよりも、自分を出して他人に嫌われる方がずっと良い」という思いであり、私は私のこの信念に従うことを決めた。自分に自信があるから書くのではなく、自信がなくても書く、自分を出すために書く、能力や才能がなくても「書きたい」という思いがあるのならば書く、それでいいじゃないかと自分自身に言い聞かせた。そして、このブログを書きはじめた。自分の背中を押してくれるのは自分しかいない。周囲に合わせて自分を殺して生きるより、せめてこのブログという空間内においては、自分を出すことに努めようと思っていた。

私がブログを書く理由。ー 自分を殺して他人に好かれるよりも、自分を出して他人に嫌われる方がずっと良い。 – いばや通信

この言葉を読んで、やっぱり、好きなことは好きだと言わないとダメなんだとわかった。

坂爪さんがブログを書く理由からはかけ離れてしまうが、これは自分のことをわかってもらうための、ひとつの物差しを提供することなんだろうと思う。

自分を殺していたら、自分を好きにもなってもらえないかもしれないと、単純に思ってしまった。

以前、好きな人がいて、好きである気持ちを伝えたことがあった。
でも、相手に嫌われないようにして、自分の好きなアニメの話を一切しなかった。相手が、アニメのことにあまり関心がなかったこともあり、その話をしないほうがいいと、勝手に判断していた。

その人と関係性を持つことはなかったが、自分の好きなことに関してを何も話さない苦しさみたいなものをその時、味わった。

傷つく前に傷つくな。

【SIN-クアラルンプール】傷つく前に傷つくな。 – いばや通信

想像力とは、なんだろうか。

嫌われるかどうかもわからないのに、それをしたら嫌われてしまう、と想像する。
もうそんな、想像力はいらない。

自分を殺して他人に好かれるよりも、自分を出して他人に嫌われる方がずっと良い。

自然体でいること

他にも心に響いて、今の自分の原動力となる言葉がたくさんありますので、坂爪さんに興味を持たれましたら、坂爪さんのブログを読んでみてください。

「いばや通信」
http://ibaya.hatenablog.com/

2016年10月に開かれた坂爪さんとのお話し会に、一度参加したことがある。

実際に、坂爪さんの姿を見て、まさに自然体でいる、とはこういうこととなのだろうと、肌で感じた。初めてそういう人を見た。自分も自然体でいたい、そうなりたい、とその時思えた。

自然体でいれることが、とてもその人らしくていいのだと思う。

しかし、こればかりは、自分で自然体ですといい切ることはできない。

でも、そうなりたい。

そのためには、今まで自分という者を見ることをしてこなかったので、まだ知らない自分を知る必要があると感じている。

当面は、自分の心を囲う壁を取り壊していき、自分をオープンにしていくことだ。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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ABOUTこの記事をかいた人

2013年6月より毎日、一文だけで完結する一文物語を現在も作り続けて、作品数は1,400本を越える。映像系専門学校を卒業後、システムエンジニア、Webデザイン業を経て、中学生時代から物語を書いて暮らしたいという思いが忘れられず、実現すべく作家活動を行っている。長編ファンタジー小説を執筆中。また糸かがり手製本による製本および作品販売を行っている。