億万長者がいったいどんな「心」を学ぶのか。
成功し、地位もあって、お金もある人なのに、わざわざ何を学ぼうとしているのか。
本書を読んでみて、成功していようと、お金があろうと、悩みは一般的なものと変わらないことがわかりました。
本書を読んでも億万長者にはなれませんが、その心構えが学べ、自分を成長させてくれる内容でした。
「心」を学び、自分を見つめる方法や感じたことをご紹介します。
仕事内容への不満や上司部下の関係、取引先とのトラブルなど。
パートナーへの不満や親との関係、子育て、将来設計、お金のことなと。
規模や切り口に違いはあれど、億万長者や有名人でも悩むものは、同じような物ばかりでした。
本書を読んでいると、自分にも当てはまることが多く、共感することも多くありました。
だから、どんなに偉くなったり、お金を手にしたとしても、「心」が整っていないと生きている間は、同じ悩みを持つことになるのだろうと思えました。
悩んでいる状態は、「自分中心」でしか考えられていないという。
ネガティブな時も同じ状況だという。
例えば、SNSで友人がきらびやかな投稿をしていたりするとき、その人と比較してしまうことはないでしょうか。
いいねの数が少ないと思って、自分がダメなんだと思ってしまったりする。
その気持ちをふりかえってみると、「自分中心」で物事を見てしまっています。
そんな苦悩を抜け出す方法があります。
自分と向き合うのは、なかなか怖いものもあります。
しかし、それと向き合わなければ、苦悩したままになります。
億万長者といえど、結局は自分との向き合い方なのだと思えました。
「自分はこういう人であるべきだ」
「自分はこうであらなねばならない」
こんな人になりたいという願望が現実に追いついていない時、苦悩が生まれるとあり、まさにそうだと感じました。
上記の4つのステップは、まさにそれに気づかせてくれる方法です。
自分が何に執着してしまっているのか、それを見つけない限りは、苦悩から抜け出せません。
いつまでもイライラしたり、自分をさらに追い詰めたりと、結局は自分を苦しめることになると思いました。
苦悩は、すべて過去から作られてきたものであるといいます。
また、過去のこと、そして未来のことばかり考えているため、不安が追い討ちをかけるように苦悩を生み出すのです。
思い込んでいた「理想像」に気づくことで、「美しい心」の状態になり、物事を考えられるようになる。
それは、今を生きることである。
過去や未来ばかりに意識を向けず、今という「美しい心」の状態で、取り組むことで気持ちよく進むのです。
人生は、自分と向き合いながら生きていくことが大事なんだと思えました。
ただ悩んでいても前には進めません。しっかり自分のことを理解しながら、一つ一つ取り組んでいくことが大切だと感じました。
自分と向き合うことは、怖いものでありますが、正直に自分を見つめながら前に進んでいきます。
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