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自分の常識を破壊してくれた。上には上がいる。
しかし、なぜか上には行かない自分がいた。「常識」という理性がストッパーになっているからだ。
そのストッパーを破壊してくれた本作、漫画「監督不行届」だ。
監督とは、
庵野監督と同居する本作の著者、漫画家の安野モヨコさん。彼女の視点から庵野監督との私生活を描いた漫画。
庵野監督のオタク愛、オタク度が超ド級に描かれている。
私は「エヴァ」を通して庵野監督の存在を知る。あの「エヴァ」、日本に社会ブームを起こしたあの「エヴァ」を作ってしまった人だ。監督の頭の中を知りたい、近づきたいと思うほどだ。
この漫画に描かれている監督のオタクぶりは、きっと誇張ではないように感じられた。
「日本のオタク四天王」と漫画では表現されているくらいだ。それぐらいでなければ、超人的な、いや人知を超越するような作品は作れないのかもしれない。
だが、そのオタクぶりに自分のもつ常識が壊された。
誰にかまうことなく、「好き」をつきつめていいのだと思えた。
いや、今までにも何度も「好き」につき向かったことだろう。それでも、どこかで「好き」の度合いをとどめてしまっている。
漫画「監督不行届」の監督を見て、「好き」の制限を破っていいんだと感じられた。
「好き」をトコトン極めていく人を見て、突き抜けていいのだと思えた。自分の「好き」は、たいしたことないと。誰かとそれを比較するものではないと思うけど。
でも、本人にしたら、極めたり、突き抜けようとしてやっているわけではないはず。
ただ真っ直ぐに、自分の心に従って進んでいるだけなのだと思う。
自分もそうしたいと思う。
最初は意識してしまうだろう。極めようと、突き抜けようと……。
そう思っている限りは、いつになっても突き抜けたりはしない。ただただ「好き」でやり続けていけばいいだけだ。
「自分の限界は、自分で決めている」というが、おそらくその通りだ。自分の「好き」に対して、常識に対して、自分でその範囲を決めてしまっている。漫画「監督不行届」を読んで思えた。
漫画「監督不行届」は、監督のオタク度合いだけでなく、作品や監督のドキュメンタリーからは見ることのできなかった監督の一面を知ることができた。
それが自分の常識や制限を崩してくれた。わがままになろう、というんじゃない。
自分の行動範囲を広げたり、物事を表面だけでなくより深く奥へと掘り下げる原動力になった。
最後に。庵野監督のおちゃめで乙女な部分も知れた素敵な漫画だった。
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