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「星の王子さま」by サン=テグジュペリ を読んで、ものごとの見方を気づかせてくれる不思議な物語!

タイトルは昔から知っていた「星の王子さま」。
今まで読んで来なかった。タイトルや表紙の雰囲気からして、子供向けの物語だと思っていました。
読んでみると、大人でもものごとの見方や人生について、考えさせらる内容でした。
今の自分を見つめ直せ、視野を広げろ、と言われているようで、でも優しく不思議な物語でした。
印象的だった部分や考えさせられたところをご紹介します。
物語
砂漠に不時着した飛行機を操縦していた青年が、突如、現れた星の王子さまとお話をしていく。
王子さまは、そこに来るまでに、さまざまなところを訪れていて、その話を青年に聞かせます。
青年と王子さまは、話を通して、互いを知り、仲を深めていく中で「人や物」に気づかされていく物語。
とてもわかりやすい文章で、読みやすかったです。挿絵もあるので、より世界観もつかみやすく、ほっこりとさせられます。
1本のバラとどこにでもあるたくさんのバラ
王子さまは、星で1本のバラを大切に育てていました。
ひとくせある性格のバラでしたが、長い時間をかけてずっと大切に育てていました。
王子さまが地球に来て、ある庭を訪れるとたくさんのバラが咲いていることに驚きます。
王子さまは、宇宙でたった1本しかないバラを持っていると、有頂天になっていたことに気づきます。
私は、ここに自分が特別だとか、優れているという思い込むのは良くないと感じられました。
とはいえ、人は誰しも唯一で、その人はその一人しかいません。
そこを考えさせられます。
ものごとはハートで見る
ものごとはハートで見なくちゃいけない、っていうことなんだ。大切なことは、目に見えないからね
君がバラのために使った時間が長ければ長いほど、バラは君にとって大切な存在になるんだ
王子さまがきつねとの別れ際に言われた内容が、とても印象深かったです。
自分にとって大切にして来たもの、または人との関係性において、どう考えるかを示している内容だと思えました。
前述した王子さまの1本のバラは、たくさんあるバラに過ぎなかったかもしれません。
しかし、王子さまが愛情を込めて育てたバラはその1本しかなく、バラはバラでも王子さまにとっては、そのバラ1本しか存在していません。
ものごとをどう見て、感じるかを教えられます。
まとめ
王子さまが経験した話を青年とともに、私自身が聞かされているかのような思いになる本でした。
青年の気づきは、そのまま私自身の気づきともなり、深く考えさせられました。ものごとをどう見るか、今一度、改める機会にもなりました。
バラの話以外にもたくさんのエピソードがあり、どれをとっても誰もが何かしらの気づきを得られる内容です。
昔から読み継がれている本だけあって、一度だけではすべてを理解できるものではない深い内容でした。
何度も読むたびに、新しい発見が得られる不思議な本。オススメです。
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