壁打ちされるように、人の話を聞く
私は、よく話の壁打ちにされます。
壁打ち=ボールを壁に投げて、跳ね返ってきたボールを取って、また投げる。この一連の流れ。
私がボールを投げるのではなく、その壁にされることが多くなっています。
一方的に話をされるということではなく、アイデア出しや企画、思考の整理に関する話を聞きます。
相手にもよりますが、その場合において話を聞くのは苦ではありません。
話を聞くことは好き
私自身が話すことより、聞いているほうが好きです。
もちろん相手にもよりますし、話の内容にもよります。
相手が壁打ちをしながら、自分でその話を自ら深掘りしていく姿勢がないと、私も壁になりにくい。
ただ一方的に話をするなら、別の人にお願いして欲しいくらい。
壁になって聞くからには、私はただ話を聞いて頷いているだけではありません。
興味を持って、自分なりに話の切り口を探していきます。
疑問や質問をして、さらに深い考えを引き出す
話を聞いていく中で、もっとそこを知りたい、もっとそこを深めた方が良いと思えたことについて、切り返すことをします。
その質問や疑問をぶつけることで、相手がさらに思考をめぐらせ、新しいアイデアや思考に到達します。
これは私がその答えを導くためではく、相手にとってより良いモノを引き出したいと思うからです。
出てきたアイデアや考えが私の好きなモノでなかったとしても、それに意見することはしません。
注意していることは、自分の意見を言わない
あくまで話をしているのは相手であり、私の話ではないのです。
アイデアや意見、アドバイスを求められているわけでもないので、自分の意見は言いません。
ここを間違ってしまうと、相手よりいいアイデアを出そうとか、自分の考えを押し通す流れに持っていきがちになります。
これでは、相手の壁にはなりません。
ただ、相手から質問された場合は、内容に沿った上で自分の意見を伝えます。でも、それをどう扱うかは、相手次第なので、考えについては委ねてしまいます。
あくまで私は壁であり、跳ね返すボールに変化球をつけて取れない球を返してはいけないと考えています。
まとめ
自分の意見と反していようと、自分にいいアイデアが出て使ってもらいたいと思っても、壁に徹する。
ただ話を聞いているだけで、つまらないわけではありません。むしろ、面白い。
発見や気づき、学びも多くあります。相手の考え方や思考方法が聞け、どうアイデアや企画を深めていくのか目の前で見聞きできるのです。
自分にはない意見も聞けて、とても刺激を受けます。
最後に、今年2020年に掲げたテーマの中に、「人の話を聞く」があります。
それを実践できていて、とても充実していると改めて感じています。