小説「元彼の遺言状」著:新川帆立

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新川帆立さんミステリー小説「元彼の遺言状」を読みました。

著:新川帆立
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本作は、「2021年 このミステリーがすごい!」大賞の大賞受賞作で、話題になっていた作品。

2022年4月から綾瀬はるかさん主演でドラマ化される。

元彼の遺言状を発端に、主人公である女性弁護士が遺産相続ミステリーを解明していく。

古い家柄のドロドロしたものではなく、エンタメが強く意識されたミステリー小説「元彼の遺言状」をご紹介します。

目次

奇妙な遺言状

僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る

奇妙な遺言状を残して、亡くなった元彼。

犯人だけがその財産を譲り受けられるという奇妙な遺言を受け、主人公である弁護士・剣持麗子が、依頼人と共謀して分け前を狙う。

しかし、依頼人を犯人に仕立てていく中で、元彼は誰に殺されたのか、真相を突き止めていくことになっていく。

物語は、ミステリーとしてしっかり作り込まれていて、最後まで楽しめました。

エンタメを意識しすぎた極端な人物造形に嫌悪感

物語や謎、犯人探しは面白かった。

しかし、主人公・剣持麗子の人物造形に嫌悪感があった。

冒頭から主人公が人の見方、物差しがまったく好めるものではなかった。

特に「男性とはこういう生き物である」という決めつけが、随所にかいま見える。

男性にそういう一面があるとしても、それがすべてあるという決めつけ感がとてもおしつけがましい。

無論、キャラとしては成立しているとは思うし問題はない。

このキャラ造形があるからこそ、爽快なエンタメミステリー小説として成立していることも認める。

ただ共感はできない。読んでいて嫌いな人だなと思うしかなかった。

そんな性格なのに、誰一人その部分を突っ込んで嫌う登場人物がいないのも不思議だった。

もし、これから本書を読まれる方は、一度試し読みをしてから購入するか決めた方がいいと思います。

まとめ

作者は現役の弁護士だからこそ、その世界観をあますことなく描いたミステリー小説だった。

難しい表現もなく、エンタメを意識した運びの早い展開で、いっき読みできてしまいます。

もっと専門用語や法律的なトリックみたいな深いミステリー要素があっても良かったなと思えました。

とはいえ、奇妙な遺言状からはじまる遺産相続や犯人探し、解決への流れは、とてもインパクトのあるミステリー小説でした。

著:新川帆立
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小説「元彼の遺言状」著:新川帆立

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