【逃げティブ】辞めろと言われても、辞められない好きなことと共に、私は逃げている。
私の受ける姿勢が、勘に触れたのか、書くことを辞めてしまえ、と言われました。
小説を書くことや創作することを辞めろ、と言われたのです。
もちろん、その前に私が相手のメッセージを受け取る姿勢が悪かったので、言われて仕方なかった状況ではありました。
これはこれで、別の気づきがありました。
ただ、面白いことにそう言われた瞬間、心の底から辞められないことだから、辞めないよ、と思えたのです。
いろんなことから逃げたことで、最終的に残った手放せないものが、自分にはあったのだと感じました。
物語を書くことを辞めたら、死ぬ
辞めてしまえ、と言われた時、もし物語を書くことをやめたら、どうしたいかと瞬時に思ったことは、死ぬ。
つまり、これに変わって他に何がやりたいとか、どうやって生きて行こうか、全く考えが浮かびませんでした。
本質的には、心が死ぬんだろうなと思いました。
もちろん、生きますが、死んだ状態で生きるんだろうと思います。
とにかく、私は物語を書いて生きたいんだと、強く自覚できた瞬間でもありました。
怒鳴られて、ポカーンとしていましたが、そんな自分が私の中にいて嬉しくなってました。
逃げた先には、新しい道がある
今まで、数々辞めろと言われて辞めたり、無理だと思って逃げて来ました。
言うなれば、今もまだまだ一目散に、それらから逃げている最中であります。
でも、逃げた先にも、今まで見えなかった道が見えてくるのです。最初は、絶望しかなかったのですが。
そう、まだまだ逃げきれていないのです。まだ、世界の端っこに追い詰められていないのです。
世間は狭い、とは言いますが、逃げてみると、案外世界は広く、いかに普段狭いところにいるかを痛感します。
辞めた後のことを考えると、不安ですが、何かしらの逃げ道は行き止まりではなく、続いている道があります。
分かり合えぬなら、互いが互いの場所で幸せになろう
辞めろと言われても、辞めたくないと思ったのは、案外初めてだったかもしれません。
そんなに親しくない人に、辞めろと言われて、辞められるくらいなら、とっと辞めて、辞められないことを見つけた方がいいなと思いました。
あと、辞めろとか粘着的に色々と言ってくる人からは、動けるうちに逃げたほうがいいです。
逃げた先でも、辞められないことはできます。辞められないのだから、自然とやってしまうでしょう。
逃げた先は、案外広いのです。相手も自分も知らない場所が必ずあります。
別々の場所で、互いに知らない世界で、幸せになったほうが、本当にお互いのためだなと思いました。
逃げ続けることができたら、それが正解になる
昔、そう、友達に言われました。
まだ、逃げていることを負い目に思っていた頃、自分は逃げてばかりだ、と話したことがありました。
「逃げ続けることができたら、それが正解になる」
そう聞いたときは、そうなのか?、と半信半疑でした。
でも、逃げ続けたからこそ、今があるのも事実です。
逃げ続けて来たことで、物語を書いて生きていく自分に出会えたのです。
いろんなことを辞めて、逃げ続けて、やっとそんな自分を私は認めることができました。
まだまだ、自分を生きるためにポジティブに逃げ続けます。
これを、逃げティブ、と今名付けました。