糸かがり手製本はん・ぶんこの表紙・裏表紙をのりで閉じて完成!
![糸かがり手製本はん・ぶんこの表紙内側](https://kazuki-mizuc.com/wp-content/uploads/2017/05/oss365-hanbunko-201704-cover-glue2_eye.jpg)
手製本制作も、最終工程へとやってきました。
表紙の開いている厚紙をのりで貼り合わせる作業です。これを終えれば、完成です!
のりの準備
![糸かがり手製本はん・ぶんこの表紙 糊付け](https://kazuki-mizuc.com/wp-content/uploads/2017/05/oss365-hanbunko-201704-cover-glue2-1-1024x682.jpg)
20部制作するので、効率的に作業したい。そこで、使い勝手のいい手作りした「のりボンド」を刷毛で塗っていきます。
「のりボンド」は、紙に塗る伸び具合もよく、貼り間違えた時も、のりを塗った直後なら簡単にはがせます。
速乾性ではない分、簡単に扱えます。乾燥させる必要はありますが、用途によってのりの強度も自分で調整できます。
作り方は、こちらの記事を参考にしてみてください!
![](https://kazuki-mizuc.com/wp-content/uploads/2017/03/how-to-glue_eye-300x169.jpg)
表紙
![糸かがり手製本はん・ぶんこの表紙 糊付け](https://kazuki-mizuc.com/wp-content/uploads/2017/05/oss365-hanbunko-201704-cover-glue2-2-1024x682.jpg)
二つに折り、糸かがりされた厚紙の内側にのりを満面に塗ります。
![糸かがり手製本はん・ぶんこの表紙 ヘラで押し当てる](https://kazuki-mizuc.com/wp-content/uploads/2017/05/oss365-hanbunko-201704-cover-glue2-3-1024x682.jpg)
しっかり貼り合わせます。この時、ヘラなどで全面に力を加えていきます。版画で使用するバレンでも良いですね。
![糸かがり手製本はん・ぶんこの表紙 糊付け](https://kazuki-mizuc.com/wp-content/uploads/2017/05/oss365-hanbunko-201704-cover-glue2-4-1024x682.jpg)
縁を閉じていきます。表紙から四辺ひとまわり、大きく紙の余白をとっていたのはこのためです。
まず、下側の糊しろにのりを塗ります。
![糸かがり手製本はん・ぶんこの表紙 糊付け](https://kazuki-mizuc.com/wp-content/uploads/2017/05/oss365-hanbunko-201704-cover-glue2-5-1024x682.jpg)
きっちりエッジが出るように、たるみなく貼り合わせます。
この時、両隅の角をエッジに沿うように、爪などで紙を押し込んでおきます。
糊しろを折った時に、きれいな角が出来上がります。
![糸かがり手製本はん・ぶんこの表紙 糊付け](https://kazuki-mizuc.com/wp-content/uploads/2017/05/oss365-hanbunko-201704-cover-glue2-6-1024x682.jpg)
次に、右側面にのりを塗り、エッジが出るように折ります。
右上の角部分も、同じように爪で押し込んでおきます。
![糸かがり手製本はん・ぶんこの表紙 糊付け](https://kazuki-mizuc.com/wp-content/uploads/2017/05/oss365-hanbunko-201704-cover-glue2-7-1024x682.jpg)
そして、上部にのりを塗り、しっかり折り貼り合わせます。
各辺、折り合わせたあとヘラでエッジにそって押し当てておくと、厚紙のエッジがしっかりと出ます。
![糸かがり手製本はん・ぶんこの見返し用の紙](https://kazuki-mizuc.com/wp-content/uploads/2017/05/oss365-hanbunko-201704-cover-glue2-8-1024x682.jpg)
表紙より少し、小さくカットした紙。見返しとなります。
片面にのりをしっかり塗ります。
![糸かがり手製本はん・ぶんこの見返し](https://kazuki-mizuc.com/wp-content/uploads/2017/05/oss365-hanbunko-201704-cover-glue2-9-1024x682.jpg)
厚紙部分を隠すように、中央に貼り合わせます。
これで、表紙が完成です。
![糸かがり手製本はん・ぶんこの表紙 糊付け](https://kazuki-mizuc.com/wp-content/uploads/2017/05/oss365-hanbunko-201704-cover-glue2-10-1024x682.jpg)
このあと、裏表紙も同じように作業します。
まだのりが乾燥していないので、1枚紙を挟んで置きます。
裏表紙
![糸かがり手製本はん・ぶんこの裏表紙 糊付け](https://kazuki-mizuc.com/wp-content/uploads/2017/05/oss365-hanbunko-201704-cover-glue2-11-1024x682.jpg)
続いて、裏表紙の厚紙を閉じます。表紙と同じように、のりを塗って、貼り合わせます。
![糸かがり手製本はん・ぶんこの裏表紙 糊付け](https://kazuki-mizuc.com/wp-content/uploads/2017/05/oss365-hanbunko-201704-cover-glue2-12-1024x682.jpg)
側面を表と同じ要領で、貼り合わせていきます。
![糸かがり手製本はん・ぶんこの裏表紙 糊付け](https://kazuki-mizuc.com/wp-content/uploads/2017/05/oss365-hanbunko-201704-cover-glue2-13-1024x682.jpg)
![糸かがり手製本はん・ぶんこの裏表紙 糊付け](https://kazuki-mizuc.com/wp-content/uploads/2017/05/oss365-hanbunko-201704-cover-glue2-14-1024x682.jpg)
角を、しっかり爪で押し込んでおくことで、折り曲げた時、きれいな角ができあがります。
![糸かがり手製本はん・ぶんこの裏表紙 見返し](https://kazuki-mizuc.com/wp-content/uploads/2017/05/oss365-hanbunko-201704-cover-glue2-15-1024x682.jpg)
見返し用の紙を貼り合わせました。
![一文物語365 飛 糸かがり手製本はん・ぶんこ 重ねてプレス中](https://kazuki-mizuc.com/wp-content/uploads/2017/05/oss365-hanbunko-201704-cover-glue2-20-1024x683.jpg)
制作部数分の重ねて、プレスします。丸一日、このままのりの乾燥を待ちます。
完成
![一文物語365 飛 糸かがり手製本はん・ぶんこ](https://kazuki-mizuc.com/wp-content/uploads/2017/05/oss365-hanbunko-201704-cover-glue2-16-1024x682.jpg)
完成した糸かがり手製本はん・ぶんこ。A7サイズの本ができ上がりました。
![一文物語365 飛 糸かがり手製本はん・ぶんこの表紙内側](https://kazuki-mizuc.com/wp-content/uploads/2017/05/oss365-hanbunko-201704-cover-glue2-17-1024x682.jpg)
表紙をめくった内側。見返しもしっかり貼り付いています。
![一文物語365 飛 糸かがり手製本はん・ぶんこの見開き](https://kazuki-mizuc.com/wp-content/uploads/2017/05/oss365-hanbunko-201704-cover-glue2-18-1024x682.jpg)
はん・ぶんこは、開くと文庫本サイズになる、ということから名前がついています。
![一文物語365 飛 糸かがり手製本はん・ぶんこの背](https://kazuki-mizuc.com/wp-content/uploads/2017/05/oss365-hanbunko-201704-cover-glue2-19-1024x682.jpg)
背の糸もグラデーション糸を使用しているので、きれいです!
文学フリマ東京
出来上がった手製本ですが、2017年5月7日に開催される文学フリマ東京で、実際に見ることができます。
イベント参加してブースを出しますので、実際に手に持つことができます。
ぜひ、遊びにいらしてください!
第二十四回文学フリマ東京出店情報
![](https://kazuki-mizuc.com/wp-content/uploads/2017/04/bunfree-tokyo24_eye-300x169.png)
開催日:2017年5月7日(日)
開催時間:11:00~17:00予定
会場:東京流通センター 第二展示場
サークル名:一文物語365
ブース位置:ア-23
アクセス:東京モノレール「流通センター駅」徒歩1分
一般来場:当日の一般来場は無料です。出店者カタログ無料配布(先着・無くなり次第終了)