LocalのWordPressデータをアップロードする準備編(データベースをレンタルサーバー用にPC上で設定)

Wordpress Localのデータをアップロードする準備編

WordPressをPC上で動かすアプリLocalで、カスタマイズしたWordPressをレンタルサーバーにアップするために、PC上で準備することがあります。

それは、下記の4つの作業をする必要があります。

  1. Localからデータベース(MySQL)を書き出す
  2. 書き出したデータベース内のアドレスを本番用アドレスに書き換え
  3. レンタルサーバーに、データベースを作成
  4. wp-config.phpファイルの情報をレンタルサーバー用に設定

3のデータベース作成は、レンタルサーバー上で行う必要がありますが、WordPressには必要不可欠なものなので、一つ一つやっていきましょう。

目次

Localからデータベース(MySQL)を書き出す

Localのデータベースにアクセス

Localのサイトを起動させます。そして、[DATEBASE]タブの[ADMINER]をクリックします。

LocalのデータベースAdminerからエクスポート

ウェブブラウザに、現在選択しているサイトのデータベース管理画面Adminerが表示されます。

このサイトのデータベースを書き出すため、[Export]をクリックします。

Localのデータベースエクスポート設定画面

エクスポート設定画面が表示されます。上の画像のように、設定されているか確認します。

[Output]のところは、[save]に設定します。書き出したデータをファイルとして保存できます。

設定を確認したら、[Export]をクリックします。

LocalからエスクポートしたSQLファイル

[local.sql]というファイルが作成されます。いつのデータなのかわかるように、ファイル名に、書き出した日付をつけておくと良いです。

書き出したデータベース内のアドレスを本番用アドレスに書き換え

ここで言うアドレスは、ドメインのことです。公開サイトとして、[sample.com]といったドメインを取得しているものとします。

書き出したデータベースには、Local内で設定している画像などにアドレスが設定されています。この時点では、まだLocal内のアドレスになっています。

これから、レンタルサーバー(本番アドレス・ドメイン)に置き換えていきます。

LocalからエスクポートしたSQLファイルを複製

先ほど書き出したデータベースファイルを複製し、またファイル名を変更します。

local-to-server_日付.splにしました。

このファイルをテキストエディターで、開きます。ここでは、「Atom」というフリーのテキストエディターを使用しています。

LocalからエスクポートしたSQLファイルを開いた画面

ファイルを開くと、データベースの情報が表示されます。

LocalからエスクポートしたSQLファイル内の文字列を検索

検索機能を使い、[.local]と入力し、検索を実行します。

LocalからエスクポートしたSQLファイル内のLocalドメイン

http://mizucnotes.localと言うアドレスが見つかりました。これは、LocalでWordPressをインストールした時に、設定されたものになります。

LocalからエスクポートしたSQLファイル内のLocalドメインを置換

http://〜.local(Local内で使用しているアドレス)を検索画面に入力します。

実際のドメイン(アドレス)を置換文字列として、入力し、検索置換を実行します。

置換文字列の注意

http://mizucnote.com とした時に、.com の後ろに / を入れないように!

LocalからエスクポートしたSQLファイル内のLocalドメインを本番ドメインに変更

http://mizucnote.comに置き換わりました。

ファイルの保存

変更を保存します。

レンタルサーバーに、データベースを作成

レンタルサーバー上に、ドメインを書き換えたデータベースファイルを読み込ませるため、その土台を先に作ります。

レンタルサーバーのコントロールパネルにログインします。
ここでは、MixHostというレンタルサーバーのコントロールパネルを例に進めていきます。

他のレンタルサーバーでも、流れは同じです。

レンタルサーバーMixhostのコントロールパネル

データベース設定パネルから、新しいデータベースを作成します。[MySQLデータベース ウィザード]をクリックします。

レンタルサーバーMixhostで、データベースを作成する画面

データベース作成画面で、データベース名を入力します。基本的には、英数字といくつかの記号が使えるはずです。

また、レンタルサーバーによっては、接頭文字列が指定されることもあります。接頭文字列も含めて、データベース名になります。

あとの手順で必要になるので、メモしておきましょう。

レンタルサーバーMixhostで、データベースのユーザーを作成する画面

次に、そのデータベースにアクセスできるユーザーIDとパスワードを作成します。

ユーザー名には、ここでもデータベース名と同様に接頭文字列が指定されることがあります。

ユーザーIDとパスワードも、あとの手順で必要になるので、メモしておきましょう。

レンタルサーバーMixhostで、ユーザーのデータベース権限設定画面

データベースへのユーザー権限を付与する設定です。すべてチェックを入れます。

レンタルサーバーMixhostで、データベースが作成された画面

これで、データベースの作成が終了しました。

wp-config.phpファイルの情報をレンタルサーバー用に設定

ここで、PC側に戻ります。

先のレンタルサーバーに作成したデータベースに、WordPressがアクセスできるようにデータベース情報を設定していきます。

LocalのWordpressファイルにアクセスする

Localのサイトアドレス横のボタンをクリックします。

LocalのWordpressファイルを表示したFinder

そのサイトのWordPressファイルが格納されているフォルダが表示されます。

Localのwp-config.php

publicのフォルダに、wp-config.phpというファイルがあります。このファイル情報を書き換えるため、複製しておきます。

wp-config.phpファイルとは

このファイルには、WordPressがデータベースにアクセスするための情報が書かれています。

この時点では、まだ、Localの中のデータベースにアクセスするよう設定されているので、これをレンタルサーバー用に設定し直します。

Localのwp-config.phpを複製して、名前を変更

複製したwp-config.phpのファイル名を変更します。

wp-config-server.php と、変更しました。

もとのwp-config.phpを残しておくことで

Localをそのまま使用し続けていくことができます。

Localのwp-config.phpのMySQL設定

wp-config-server.phpファイルを、テキストエディターで開きます。

スクロールしていくと、// ** MySQL setting ** // という場所が出てきます。

画像の矢印4箇所をLocalの設定から、レンタルサーバーの設定に変更していきます。

レンタルサーバーのwp-config.phpのMySQL設定

先ほど、レンタルサーバーで作成したデータベースで設定した情報を入力していきます。上から、

  • データベース名
  • ユーザー名
  • パスワード
  • データベースのホスト名

4つ目のデータベースのホスト名は、レンタルサーバーのデータベース(MySQL)サーバー名を入力します。

レンタルサーバーによって違うので、コントロールパネルのデータベース(MySQL)設定画面にホスト名が表示されているはずなので、確認して、入力します。

ファイルの保存

変更を加えたwp-config-server.phpファイルを保存します。

以上で、WordPressデータをレンタルサーバーにアップするための準備が整いました。

まとめ

LocalのWordPressデータをレンタルサーバーにアップするには、下記4点の作業をします。

  1. Localからデータベース(MySQL)を書き出す
  2. 書き出したデータベース内のアドレスを本番用アドレスに書き換え
  3. レンタルサーバーに、データベースを作成
  4. wp-config.phpファイルの情報をレンタルサーバー用に設定

次は、ここで準備したデータをレンタルサーバーにアップロードする作業になります。

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