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自分の名前で仕事がひろがる「普通」の人のためのSNSの教科書 by 徳力基彦 を読んで、自分のメモをSNSにアウトプットし、リアルの自分で発信できる意識を学んだ!

短文投稿系SNSで、継続的になにか投稿できないものかと悩んでいました。
今まで、フォロワーを増やすノウハウを読んでやってきました。しかし、どれも心からしっくりきていませんでした。
継続することは承知していましたが、自分には合わず、違和感だらけの投稿になってしまい、続きません。
今までとは、違った切り口で、発信方法はないかと思い、本書と出会いました。
本書は、自分のメモをアウトプットし、SNSで発信するというやり方を紹介したものです。
会社員が組織と良好な関係を保ちつつ、SNS発信する教科書
SNSでの発信というと、バズりを狙う、インフルエンサーになる、何万人ものフォロワーを獲得する方法にいきがちです。
本書は、まったくそういうものではなく、会社組織と良好な関係を保ちながら、個人発信していけるようにするものです。
そのため、SNS発信のノウハウを読んできた人には、物足りない内容ではあります。
当たり前のことが多く、丁寧に書かれているからです。
でも、それは短期間でフォロワー獲得を狙うものとは全然違った意識が必要で、そこを学ばさせてくれます。
自分のもっている情報を淡々と発信し、必要とする人だけに見つけてもらい、コミュニケーションがとれればいいのです。
結果、仕事の役に立ったり、ヘッドハンティングされたり、転職できたり、大型発注があったりするという。
リアルの延長線上で、SNS発信する意識
本書では、実名で発信することをすすめています。
私自身、実名で活動していますので、特に嫌悪感はありません。
個人的には、実名でもニックネームでもいいと思います。その名前に人格が宿っていれば問題ないと考えている立場です。
ただ、自分の名前で仕事を広げたいというコンセプトなので、別名になってしまうと、本人と結びつかなくなるので、注意が必要です。
実名で、ネット上に自分の分身をおく意識が大事。リアルと同じ自分として、発信していきます。
つまり、対面で言わないことは発信しないことです。
さらに、心がけることは、したたかに発信していくことが基本。
自分のメモをSNSにアウトプットする
「発信」を重く受け止めない。
いい文章を書こう、誰も知らない情報を書こうと思うと、ハードルが高くなります。
発信を「自分のためのメモ」だと考えることから始めます。
自分のメモなので、まず自分に役立ちます。そして、人の役にも立つと言います。
例えば、イベントのメモをネット上に置いておく、そのイベントに参加できなかった人がイベント名で検索したり、メモを読んでくれるかもしれないのです。
メモを読んだ結果、コミュケーションが始まる可能性があります。
まずは、メモをアウトプットして、メモを蓄積させていくことが大切。
タイムラインが流れていってしまうSNSは、蓄積には向いていないとは思っていたのですが、「メモ」としておくと、意味が変わるなと感じました。
発信段階に合わせて、発信内容や意識するポイントが解説されている
まずは、メモから発信し、アウトプットに慣れたら、アウトプットからしたたかに内容をずらしていく。
最終的には、コミュニケーションを生むものにしていくのです。
- 意中の人や企業に探される準備をする
- 流行りものには飛びついておく
- 正論よりも不完全を残す
- 量より質、数より熱量を重視する
など
わかりやすい視点の置き方や見方が書かれています。
やりながら、自分で発見していけるのがベストなのでしょうが、本書を読んだことで、その切り口を知ることができるので、とても参考になりました。
フィードバックを大事にする
「以前、ある学生起業家さんが『ネットでは、知らないフリをしていると、求めていたこと以上の情報が勝手に入ってくるんですよ』と仰ってました。
- おっさんは本質的に無駄な議論と説教するのが大好き。
- ヲタやギークは専門分野の知識をひけらしたがる。
- コミュニティには一定割合で上げ足取りの好きな連中がいる。
これらを上手く利用することで、コメントやツッコミが入ります。
そうすると、間違いは訂正され、足りない知識は必然と補われていくと言います。
私は、「わからない」ことを表に出すことは、マイナスの意識がありました。
結果、プラスに転じることは、むしろコメントをくれた人や自分が豊かになると思いました。
まとめ
自分のメモをSNSにアウトプットする発信方法は、フォロワー数やバズりを意識しないSNSの発信方法でした。
この方法なら、投稿内容と発信する自分の中に差異、違和感を抱かなくて済むと感じました。
少し背伸びをしつつ、ありのままメモをアウトプットするのが、とても自然でいいと思いました。
また、短文投稿筋も鍛えていかなければならないとも思え、したたかに淡々とやっていこうと思います。
静かに、SNSをやりたい人向けのいい本。考え方、発信意識、とても参考になりました。

