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貯金のない私が読んで、どうなるか。
本作を読み終えて、貯金することが大事だと思っていた私のお金の価値観が変わりました。
お金を使え、というコンセプトの本ですが、その使う目的、それに向けてどう自分が行動するのかが大事であると学びました。
ただお金を使うだけでなく、行動の重要性についても、良かったところをご紹介します。
もしものときに役立つのは、お金で培える知恵や、豊かな経験だ。
貯めることが悪いとは言っていませんでした。将来の不安のために貯金をするのは、不安を貯金しているのだと言います。
お金は、ないよりあれば、多少の問題は解決できたりします。
しかし、貯金することばかりに囚われていると、自分の行動を狭めてしまいます。お金を使ったらもったいないという考えが出てきます。
お金を使い、知恵を持ち、豊かな経験をすることで、そのもしもに別の対処ができるかもしれませんし、知恵を持っていることで、回避することもできるようになります。
お金について書かれている本ですが、お金のことを考えず、行動することについても多く書かれています。
人の目を気にしたり、可能かどうか迷ったり、将来性を考えたりするのは、時間の無駄だ。
略
うまくいく方法は、動いているうちに見つかる。
できるを前提に動き出すことが大切。その瞬間でしか得られない情報や経験ができると説いています。
2019年5月に堀江さんの宇宙事業でロケットも飛ばしています。やると決めて、試行錯誤して行き着いた結果です。
周りからできないと言われ続けていたそうです。
情報を浴び、思考を続け、やりたいことを見つけたら、没頭を解放しよう。
逆に言えば没頭するのにブレーキをかける人ばかりなのだから、「ハマる」ことを実践しただけで、飛び抜けた突破を果たせる。
堀江さんでさえ、周囲からできないなど批判されるのですから、有名でもない私は、周囲を気にせず、どんどんやりたいことをやろうと、勇気をもらいました。
「己の決めたルールで動く」ことだ。 趣味でも恋愛でも、ビジネスでも、自らプランを立て、自分のやり方で実行する。
他人はいろいろ忠告や意見を言ってくるかもしれないが、完全に無視だ。
「己ルール」を定めて、そのとおりに、気持ちのままに動いていこう。
自分で決めたルールなら、気持ち良いものだ。これまでは、どこか一般常識に当てはめていた節が大ありだった。
結局、それも周囲の目や反応を気にしているからです。名前が知れ渡っているわけでもなく、気にせずやればいいと強く感じました。
いまの時代、アイディア自体に価値はない。
アイディアが価値を持つのは唯一、それが実行されたときのみだ。
いいと思いついても実行しなければ、意味がありません。それを持ち続けても自慢にはなりません。
時代の動きは早く、それを人よりも早く実行にこぎつけられるかが重要です。
もちろんお金があれば、多少の不安は解消させることはできます。
お金の範囲内であれば、欲しいものも買うことができます。しかし、それが買えない金額の場合はどうなのか。
それは、制限範囲の理屈で、お金持ちになりたいという意欲とは切り離されていることだと言います。
「お金持ちになったらどうするの?」
堀江さんの問いです。
私は、単に欲しいものを買うくらいしか答えが出せませんでした。
お金持ちになりたいのは、不安の裏返しなのです。不安だから、お金持ちになりたい。でも、いくらあったら不安がなくなるのか、想像できません。
お金を持つ、お金を使うには、そのお金で何がしたいのか、そして、何に使いたいのか。
その本質的な問いがなければ、最終的な不安は消えることはありません。
漠然とお金があればと思って生きてきました。この本を読んで、お金に対する意識が変わりました。
自分が成長することに、楽しむことに使っていきたいと思えるようになりました。
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